『ゴー!ゴー!若大将』を観ました。
余談ながら、前々作のタイトルは『レッツゴー!若大将』。レッツゴーにゴーゴー、後になってどっちがどんな話か混乱するやつね。
雄一をキャプテンとする京南大学の陸上部は、近々行われる大学対抗の琵琶湖マラソンに向けて練習の毎日。
ある夜、雄一はチンピラに絡まれる澄子を救った事から、二人は徐々に親しくなる。
事故を起こした石山の代わりに、自動車部が参加するラリーに参加する事になった雄一。
応援に駆け付けた澄子だったが、雄一に入れ込む京奴[キョウヤッコ]という芸者と知り合う。さらに雄一の父から、京奴は雄一の婚約者だと聞かされ……といったお話。
若大将と言えば歌とスポーツですが、今作はそれらが薄めの特殊な作品です。
ほぼ10分に1度くらいのペースで加山さんの歌があった、もしかしたらシリーズ最多だった前作に対し、今作は激減。
その代わりに(?)シャウトがあるフル英語の歌だったり、甘いムードの曲では声の出し方を変えたり、これまでとは変わった歌い方をしているのが注目でしょうかね。
スポーツに関しても、まぁ本業はマラソンですが、それ以上に盛り上がりを見せるのは自動車によるラリー。スポーツはスポーツでも、モータースポーツというところが意外です。“モータースポーツの若大将”といったところかな?
加山さんは還暦を過ぎながらテレビゲーム、特に『バイオハザード』に関してはかなりの腕前だという話を聞くと、“eスポーツの若大将”なんて作品が生まれる可能性があったかも…?←ダッセ〜
雄一と澄子、そこに石山が加わった三角関係は今作でも健在。
澄子は雄一が好き。
雄一も澄子が好き。
そして、石山も澄子が好き。
でも、雄一は友達として石山が好きだから、自分は身を引こうとするのが毎度のパターン。
今作でも石山は澄子との恋を応援してくれと懇願しますが、雄一がこれを断固として断るのは新鮮です。久々に殴り合いの喧嘩に発展するような展開にはならないけど。
澄子はこういう場面を見ていないから雄一の気持ちをいちいち勘繰るんだよな(笑)。
名前の通り(?)いつも澄ましている感じがする澄ちゃん、今作ではガソリンスタンドの店員です。
作業着に身を包み、給油だけでなく車の下に潜って整備するくらいの技術はあるようで、油で真っ黒になった顔は新鮮、かつ可愛いんですよ。
シリーズ序盤にあった、こういう庶民感を久々に見れたのが良かったかな?
それ以外はいつものごとく、嫉妬に狂ってばかりの独占欲が強い女です(笑)。
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