また『ストリート・オブ・ファイヤー』を観たんですがね。
ラストの、エレンのステージでのちょうど↓のカット(再生しても当該シーンはありません)。
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ステージから目線が逸れているのが分かりますよね。この時ってコーディと目が合っているんじゃないかと勝手に思ってます。
目と目で別れの挨拶を交わし、コーディーは会場を後にする……って所でウルッとしちゃったよね。
人間力で圧倒的に負けてる(笑)ビリーがエレンを諦めようとするあたりもグッと来ます。
――と、作品の内容はここまでにして、
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↑のBlu-ray版の商品としてのお話。
Amazonのレビュー欄で、“俺は誰も知らない事までよく知っているスゲー奴なんだぜ”的に自分の知識をひけらかす吹き替えマニアのハシャぎっぷりは、そろそろ目障りの度が過ぎています(公開当時=自分の若い頃の思い出を語りたがる初老にも場をわきまえろと言いたい)。
「収録されているのがテレ朝放送版の吹き替えなんて許せん、やっぱりTBS版の吹き替えが最高!」みたいな。こういう連中は、そんな内容のメールを気安くメーカーに送ったりしているんでしょうね。
そんな声を真に受ける(笑)メーカーは、数バージョンの吹き替えを収録したものを発売しています。まぁ、映像ソフトは繰り返し見る事が前提にある商品ですからね、別バージョンの吹替版で見返すのもいい余興です。
…そこで、主にオリジナル音声&字幕版を見る身からの要望を言わせてくれ。
吹き替えも結構だけど、字幕も別バージョンを収録してくれ!と。
先に挙げた本作のBlu-ray版は通常の字幕の他に、VHS時の字幕を収録しているんですよ、これはナイス采配!と言いたいけど、商品説明やジャケット裏には一言もその旨が載っていないというのがどうにも…。
顕著な所ではエレンが歌うシーンで歌詞の訳がいっさいなかったり、人名も時代によって呼び方が変わりますよね。レイブンがレイベンだったり。
レイベンと言えば、
「俺の名は…レーベンだ!」
「いつもの魚屋さん?」
「…殺す!」
『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』で南原さんが演じていたレーベンの元キャラがコレだったんですね。懐ちぃ〜…!
…で、若い頃、レーザーディスクで『ブレードランナー』を何回も、ほぼほぼ台詞(字幕)を暗記できるくらいに観ていました。
その後、DVDやBlu-rayを観た際には字幕が改変されていて、おおよそ別作品のような字幕に感じてしまったものです。
色んな映画には名セリフと呼ばれるものが多々あります。
手っ取り早く有名な所で「君の瞳に乾杯」や「俺は最低だ」なんてのがありますが、メディアによってこれらが改変、というより改竄される事があります。もう少し空気読めよ、AIじゃないんだからさ。
もっとメンドくせーオジサンになると、「”フォース”じゃねぇんだ、“理力”だろ!」とか言い出すんだろうな。
メーカー側も良かれと思ってやっているんだろうけど、たま~に、こういう映画ファンのニーズを無視するような不粋な真似をする事があるんだよね。
だったら、そっちをメインに、サブ字幕のような扱いとしてVHSやLD時の字幕を収録(再録)できないものかね?と。
時代にそぐわない表現があるけど勘弁してね的な、誰も1ミリも気にしていないお定まりの文言を付記しとけばいいじゃない?
…って事で、これが目に付いたメーカーさん、何卒ご一考を! ぜひ『ブレードランナー』を…。