『プリキュアコスチュームクロニクル(20周年アニバーサリー版)』を買いました。
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主に歴代プリキュアさんたちの、特にコスチュームに関する紹介に重きを置いたムック本です。
アパレルやメイクの用語が容赦なく飛び交う、ちょっとしたファッション誌と言っても過言ではないかも。
ペーバーアイラッシュだのパフスリーブだのバックシャンだの、ファッションに疎いオジサンには何の事やら…。
ちなみに、5年前にも15周年アニバーサリー版が出ていましたが、本書はその増補改訂版です。
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前作=15周年版は『ふたりは~』から『Hugっと!~』までを掲載していますが、20周年版はそこから現時点での最新作『ひろがるスカイ!~』分までを追加。
それ故、ページ数もアップ。
←が15周年版、→が20周年版。約80ページが追加され、255ページです。
値段も1650円→2420円と値上がっていますが、これは仕方ないですね。重さもかなりズッシリしてるし、これぞ紙の本の醍醐味よ。
単に『スター☆トゥインクル~』以降を追加しただけじゃないの?と思っていましたが、各キュアの紹介ページの特別イラストが全て差し替わっています。
15周年版のそれらはエンディング等で使われるようなCGモデルですが、20周年版はなんと、各キャラクターデザイナーによるわざわざの描き下ろしに差し替えてるんですよ。
各キャラデザさんが原画を描いてた『ハピネスチャージプリキュア!』のオープニングのような豪華さじゃないか……ならば買い替えor買い足し必須でしょ!
にわかでゴメンナサイですが、一番分かりやすいのは馬越嘉彦さんかな? 相変わらずのダイナミックな筆描き!
キャストによるコメントが全員分が掲載されているのも売りの一つですが、人によって温度差があるので、こちらにはあまり期待しない方がいいかも(笑)。
プリキュアの衣装って、配色のセンスが好きなんですよ。
各キュアにはイメージカラーがありますが、仮にピンクだったとして、一着に3種類くらいの濃淡差があるピンクを使い、そこに差し色として意外な色を使っていたりして、その組み合わせの妙が見た目を楽しませるんですよ。
デザインとしても安直にヒラヒラを増やしとけってものでもなく、何かしらのモチーフがあったり、その辺の解説もしてあるのがいいですね。
スゲー毛量のキュアさんもいますが、マントのような視覚効果を狙ってるとか、なるほどって感じ。
あくまでTVシリーズのレギュラーの網羅を目的とし、一人あたり2ページを使って各キュアを平等に扱ってるのもいいですね。
資料性が高く、確実に大きなお友だちに向けた一冊ゆえ、読み応えはありますよ。