組んだ、ハセガワ『1/72 リガード(標準量産型)』 | Joon's blog

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ハセガワの『1/72 リガード(標準量産型)』をパチ組んでみました。

おおー、いいじゃないですか。主観たっぷりな我の強いアレンジもなく、フツーにカッコ良い。

部分部分としては、エッジが利いているのが良いんですね。

年々エッジがダルく&面取りがデカくなりすぎて、総じてカッコ悪くなってきたガンプラと比べてしまうと、造形美に関しては比べ物になりません

「合わせ目が出てるからカッコ悪い!」とか言っちゃう人は、ここではお呼びじゃないですよー。

 

作りやすさとしてはガンプラを追い越す事はまだまだ先でしょうが、追い付きそうなくらいには近付いている感じがします。

ガンプラは製品化しやすいように形状をアレンジ=デザインの改竄をするのが常ですが、こちらはあくまでデザインを重視(もしくは尊重)しているから、多少作りにくくなっても仕方ないんでしょう。

プラモなんだから合わせ目が出るのは自然&当然、段落ちモールドだらけになる方がよっぽどカッコ悪いじゃん(笑)?

 

本キットを作った人たちが真っ先にボヤくのはアンダーゲートでしょうね。

親の仇のごとくアンダーゲートを敵視する人が多めに散見される中、個人的にはそこまでヒドいものに思えませんでした。組み終えた後には確実に見えなくなるフレーム的な部分にまで、これを採用しているのは謎に思えましたが(笑)。

そもそも&元々、これがあるのは接着面なんだから、

↑の、①をすっ飛ばして②で切り取った後で整面して終わりです。接着や合わせ目消しでどうにかなるものだし。

あ、整面には平面の当て木じゃなく、

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を使うといいですよ。

 

他に見栄えが良い所として、本来なら(ほぼ)同一面=ツライチになる箇所を色分け=パーツ分割する際、各パーツを面取りしていないんですよね。

これがガンプラの場合だと各パーツに面取りを施すせいで、組んでもV型の溝ができてしまって、本来ならツライチになるべき面がデコボコに見えてしまうのが本当にカッコ悪い。

最近だとHGCE版(リバイブ的な?)インフィニットジャスティス胸部の、黒&緑の部分にそう感じました。ああいう場所こそシールが正解だと思うんだ。

 

顔に当たる、白と青のパーツの勘合精度()がイイ感じですが、

パーツ分割の弊害として、僅かながらも隙間()ができてしまうのは仕方ないですかね。

こういう隙間埋めやチリ合わせができる人こそ巧い人なんだろうなぁ。

 

立たせても関節が弱いせいで、倒れたりお辞儀をしてしまうという意見もよく見ます。

俺ッチも関節の軸径や材質を気にしましたが、頭でっかちに細っせー脚→超トップヘビーなという元々のデザインに始まる事だから、キットに難癖を付けるのはチト大人げない事なのかもしれません。

せっかく関節(軸)や可動範囲も増えている事だし、なるべく”ハ”の字に立たせるようにして重力の方向を散らすようにすればどうにかなるかな? 

脚の関節云々も大事だろうけど、顔の外殻の位置決めやゆがみを防止するための“梁”に当たるパーツを減量してみる方が肝要かもしれません。

 

…という事で、久々にnotバンダイ製のプラモを楽しめました。

これをダメ呼ばわりする人のほとんどはガンプラビルダー(笑)なんでしょうね。

確かにアンダーゲートはメンドくせーなーとは思いますが、このおかげで鋭利なエッジや美しい稜線を出せているんだから、ガンプラなんかよりも遥かに造形美にこだわった良キットだと思います。

久々に全塗装……やるか?

 

 

☆ 追記 ☆

敢えてハの字にはせず、関節が一方向(平行)になるように立たせておきましたが、3日経っても不動のままでした。


俺ッチが買ったのは発売から半年くらい経ってからでしたが、この間にポリの材質が初回ロット分と変わっているんでしょうかね?

発売間もない頃に買った知り合いに触ってもらったところ、確実に関節の硬さが違うと言っていたので、現在お店で売っているものは安心して良さげ?