『パルプ・フィクション』をまた観ました。
前回の鑑賞記はコチラ。
今回は2回目の鑑賞という事で、吹替版を選択。
正直そんなに面白いと思っていない人は、もう一度、吹替版で観ると印象がずいぶん変わりますよ?
まして、クエンティン・タランティーノさんの作品はセリフ量が過剰に多いので、吹替版くらいの情報量こそがオリジナル原語版に近いんでしょうね。
そのせいで、1シーンに掛ける時間が長すぎて、やや冗長に感じるようになってきました。無駄口叩いてばかりないで、先に進みなよと。
拭き替える声優も芸達者ばかりで、特にジュールス(=サミュエル・L・ジャクソンさん)を担当する大塚明夫さんが良いですね。寡黙で渋めの役が多いイメージがありますが、うるさいくらいによく喋ってくれます。
芸達者であっても、ブルース・ウィリスさんを担当するのが山寺宏一さんというのはイメージがかけ離れすぎて、終盤まで馴染まなかったな…。
…そうそう、大塚芳忠さんが出ていないんだから珍しいですね(笑)。
ま~節度なく銃を撃っては人が死ぬ事が多いのなんの。これは当時から思ってましたが、遊び感覚で人を死なせる作風にはチト引き気味です。
半コメディっぽいとは言え、そればっかでウンザリもするんだよ。
余談ながら、“パルプフィクション”で検索しようとすると、サジェストとして“パルプフィクション 何が面白い”と出るあたり(笑)、やっぱり過大評価な作品だったのかなとも思いますね。まぁ、時代の変化というのも、割と大きな理由でしょうが…。
…けど、今回、吹替版を見た事で、どこがどう面白いと説明はできないながらも、字幕版であってもまた見たいと思える作品にはなりました。それでも面白くないと感じる人は本作とは縁がない、もしくは相性が良くないので、別の作品を見る方がいいかもですね。
ハッキリ言ってしまえば、本作を面白いと力説する半分は付和雷同、かつ映画通を気取るクチの人だと思い込んでも間違いではないと思います。
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