観た、『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー』 | Joon's blog

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『行って帰ってきた烈車戦隊トッキュウジャー 夢の超トッキュウ7号』を観ました。

 

シャドーラインを倒した10年後の2025年。かつて烈車戦隊トッキュウジャーだったライトたちは、自分らの人生に悩みを抱えながら過ごしていた。

そんな彼らの前に、かつてシャドーラインから追放されたヘイ大公が出現。もうイマジネーションが見えなくてなっている彼らはトッキュウジャーに変身できないまま、2017年の世界に飛ばされてしまう。

ライトたちは小学校の卒業を控える当時の自分と出会い、そして彼らは子供ながらトッキュウジャーに変身し、ヘイ大公を迎え撃つ。

子供の頃と自分と話すうちに、ライトたちは自分らがイマジネーションを見失っていた理由に気付き始め……といったお話。

 

前作『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー』に倣ってか、今作でも子供の姿のライトたちが登場します。中盤以降はほぼ出ずっぱりで、子供キャラに真摯なのは『烈車戦隊トッキュウジャー』という作品の美点の一つです。

前作のトピックだった、こどもトッキュウジャーとして戦うのが当たり前のような空気になってるのが怖いですね(笑)。

 

子供時代のみならず、青年(20歳?)となったライトたちの、やや大人っぽくなった姿も見どころの一つです。

中でも、トカッチがメガネを止めてコンタクトにしたのは、周囲の視線や意見を気にしてしていた事が理由のようです。まぁ、大人になるとはしがらみを気にする事でもありますから…。

5人が大人になった事で夢や希望の象徴でもあるイマジネーションを見れなくなってしまい、変身能力を失ってしまうシチュエーションがショッキングです(カグラだけは以前と変わらずイマジネーションを見れても良かったように思う)。

そこからライトらは昔の自分と接する事でイマジネーションを思い出し、トッキュウジャーに変身できるようになります。

…これ、今の自分と昔の自分というビジュアルがあるものの、見方を変えると、過去(や未来)の自分の行いから自己啓発するという、彼らの心の中の話とも捉えられるんですよね。ふ、深い…。

そして年齢や図体は大人っぽくなっても想像や空想する心は捨てなくてもいい、つまり、いい歳になっても子供心は失わなくてもいいという、いつまでもこの手の作品を楽しむオジサンの肯定でもあるんだ!

 

こどもトッキュウジャーの前に現れた紫の戦士、超トッキュウ7号。

自らは正体を隠してはいますが、クセが強すぎる構えを見る限り、誰が変身しているかは一目瞭然です(笑)。

この7号、1~5号のように姿が変わるわけではありませんが、実は乗り換えもできるようです。本作では輪島功一への乗り換えを披露していましたが、この辺は変身者の素養に依存するものだと思われます。膨大な数の乗り換えができるんだろうなぁ(笑)。

もちろんオフィシャルな設定ではないので、本気に捉えるとバカだと思われるので要注意!

 

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Blu-ray版の映像特典はメイキングが収録されていますが、こどもトッキュウジャーの面々はやっぱり子供ですね(当たり前だけど)。グリッタに駆け寄ってく姿とか、ほっこりするんだよ…。