観た、『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ』 | Joon's blog

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『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ』を観ました。

 

恐竜を憎み、地球を目指す巨大な影。そこから現れたネオグリフォーザーは恐竜戦隊ジュウレンジャーを、ネオガイルトンは爆竜戦隊アバレンジャーからダイノホープを奪う。

再び現れたネオグリフォーザーとネオガイルトンの前に、特命戦隊ゴーバスターズと獣電戦隊キョウリュウジャーが立ちはだかる。そこに現れた二人の赤い戦士、ティラノレンジャーとアバレッドは両戦隊に挑みかかる。

どうにか洗脳が解けた二人によれば、ネオグリフォーザーとネオガイルトンは宇宙大恐竜ボルドスの手下であり、次はキョウリュウジャーのダイノホープを狙っているという。

ゴーバスターズの奮闘も虚しく、ダイノホープを奪われてしまったキョウリュウジャーたちは恐竜ハンターを名乗り、自分たちの相棒である恐竜たちを抹殺するために過去の世界に飛び……といったお話。

 

キョウリュウジャーとゴーバスターズのVSシリーズですが、今作ではそこに恐竜戦隊ジュウレンジャーと爆竜戦隊アバレンジャーも参戦するという、恐竜戦士の揃い踏みのドリーム企画です。

そもそもジュウレンジャーやアバレンジャーも(当時として)10年20年前の作品ですから、キャスト面における全員集合は叶うはずもないとは言え、ここまででも揃えられたのは最大に近いファンサービスです。

 

これと対極に、ファンサービスに欠けまくっているのがゴーバスターズで、映っている時はもちろんカッコ良いしヨーコも可愛いんですが、やっぱり恐竜フィーチャーが強めのせいか、どうも影が薄いです。

まさかバディロイドが3体揃わないとか、ちょっとした異常事態ですよ。あれだけバディロイドとの絆を描いておきながら…。

 

ダイノホープとは何ぞや?と聞かれれば、答えは“時を駆ける希望”だそうで、要は恐竜パワーです。

“時を駆ける希望”というワードの出自は、御存知『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の主題歌ですが、ここまでに留めているのがいいんですよ。脚本の三条陸さんは、こういう所が巧い。

これが荒川稔久だったら、「見せてくれ、未来へのファンタジー!」とかクソ寒いセリフでも言わせてただろうなぁと(笑)。

 

監督は坂本浩一さんなので、やっぱりアクションが熱いです。

浩一監督は素面アクションを多めに見せる事でも有名ですが、すなわち若手俳優を育てるだけでなく、魅力を引き出す事にも長けているんですよね。

ザコ戦闘員と戦うためにいちいち変身させないだけでも、この人たちは変身しなくてもある程度は強いんだと感じさせる演出(もしくは心象操作)になるんですから、変身ヒーロー作品における素面アクションはもっと増やして欲しいです。

個人的に、ヨーコ&アミィVSエスケープのバトルが良かったです(全員が前後180度開脚ができるって…!)。ここに弥生が来れば最強&最高だったな…。

 

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メイキング等で見せるキョウリュウジャーのキャスト陣は、本当に仲が良いですね。やる気がある上に楽しそうな様子が見ていて微笑ましいです。本編の明るいイメージはここから生じているものかもしれませんね。