『ブレードランナー』のワークプリント版を観ました。
ワークプリント版とは劇場公開前の試写に使われたバージョン、いわば試作品ですね。
『ブレードランナー』と言えば、間違い探しのごときナントカ版がいくつもありますが、最も大きな差異があるのがこのワークプリント版でしょう。まぁ、元々は一般人の目に触れるものではありませんし…。
で、このワークプリント版ですが……このまんま公開してくれなくて良かったです(笑)。
我々が観客として観てきたバージョンにないシーンやセリフ等も多々あるけど、総じて野暮ったい印象は拭えません。
特に気になったのがBGM=劇伴で、これがま~貧相この上ない。そのせいで、抒情的なシーンやサスペンスシーンが今一つ盛り上がらないんですよね。
これを観た後に劇場公開版でも見れば、天地ほどの差がある事に気付きます。
まぁ、数あるバージョンの一つとして、学びとして見るのもアリですが、多くの人は余興として観る程度の感覚で十分だと思います(笑)。
――と、そんなワークプリント版はさておき、今回はこれを収録した商品が本題です。
今回、
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↑という商品がほぼ半額だったのが目に付いたんですが、『デンジャラス・デイズ:メイキング・オブ・ブレードランナー』がBlu-ray化されている!との事で飛びつきました。
この『デンジャラス~』は、副題の通り『ブレラン』のメイキングというか、数多くのスタッフ&キャストが当時を振り返る、実に資料性の高い証言集なんですよ。
その昔に発売された、
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↑こちらに収録されていたものなんですが、これを収録したディスクはDVD=SD画質だったんですよね。
で、先の新版として、『デンジャラス~』がBlu-ray化→高画質で見れるならと買ってみたんですが……無情な事に、ディスクの仕様はBlu-rayなのに『デンジャラス~』の映像はSD画質でした…。
…もうさぁ、そういうの商品説明に載せろよ!と。
こっちでも見たけど、“ディスク仕様:ブルーレイ”としか書いてなきゃ、HD画質での収録と思うに決まってるじゃん!
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うひ、配信してたのね。
本編に興味が湧いた人は一見の価値ありですよ。
商品説明が不明瞭だったという事で返品&返金対応してくれるとしても、既に封を切っちゃったものを返品するなんて気が引けるからね…。
商品名にもある、『~ファイナルカット版』の吹替版でも楽しむか……楽しめね~…。そもそも『~ファイナルカット版』のディスク、これで3枚目なんや…。