観た、『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー』 | Joon's blog

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『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』を観ました。

 

エネトロンタワーを破壊する、空飛ぶ黒い船。そこに乗っていたのが宇宙帝国ザンギャックの生き残りであるバッカス・ギルだけでなく、海賊戦隊ゴーカイジャーである事に愕然とする特命戦隊ゴーバスターズ。

ゴーカイジャーの真の目的は、5つ揃えた者に強大な力を与えるという幻のレンジャーキーの収集にあった。

両戦隊が激突する中、最後のレンジャーキーが発見されるが、キーの暴走によりゴーカイジャーたちは異空間へ飛ばされてしまう。

異空間に飛んだゴーバスターズはゴーカイジャーを救出し、現代に帰還。しかし、その際に受けたダメージにより、ゴーバスターズの相棒であるバディロイドのプログラムがリセットされてしまい……といったお話。

 

テレビシリーズでは『~ゴーカイジャー』&『~ゴーバスターズ』、どちらのメインライターでもないけど、1本の作品として見ると下山健人さんの脚本はサジ加減が絶妙ですね。『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』の時にも感じました。

上手く言えないけど、抱えている問題がいくつかあり、それらを一つづつ解決していった上で大団円に繋がるので、スッキリした気分で観終えられるのがいいんです。過去作を関連付けるファンサービスにも節度を感じます。

まーた江戸時代に飛ばされるのは勘弁して欲しかったけど(笑)……町娘姿のヨーコが可愛いから許す!

 

ゴーカイジャーの面々が黒ずくめの衣装に身を包み、さらに悪党っぽさ増し増しでの再登場は、ちょっと話題になりましたね。ただでさえガラが悪い連中なのに(笑)。一番ギャップがあったのは、唯一、品があったアイムですかね。

そんなゴーカイジャー、ザンギャック本星に乗り込んで返り討ちに遭ったという情報がサラッと語られます。ゴーカイオー(orゴーカイガレオン)も大破したってんだから、地味にショッキングな話です。

ついでに言うと、本作の時点で司令官は倒したけどザンギャック自体は壊滅できていないので、まだまだ今後にも使える敵ですね。平成ライダーシリーズで言うところの財団Xみたいなものかな…(自然消滅したようですが)。

 

エンディングでは『キズナ~ゴーバスターズ! 豪快にアレンジver.』に乗せて、両戦隊揃ってのダンス。

VSシリーズにおいて、先輩戦隊は現役戦隊のダンスに付き合わないのが通例ですが(笑)、本作ではゴーカイジャーもガッツリ踊ってます。まぁ『~ゴーカイジャー』ではダンスはなかったしね。中でも、ゴーカイシルバー=伊狩凱を演じる池田純矢さんはさすが、ダンスもキレがいい。

そして、特命部でオペレーターを担当する二人=森下トオルと仲村ミホ(巫女姿と烏帽子がカワイイ!)までもがダンスに参加しているのは嬉しいですね。

この二人、普段は薄暗い部屋での内勤ばかりだから、たまには表の空気でも吸って気分転換でもしなよと、常々思っていたものです(笑)。安易に彼らを新戦士に仕立て上げなかったのも『~ゴーバスターズ』のいいところです。

 

ところで本作、後年のとある作品に多大な影響を及ぼしているようで…。

クライマックスの戦闘で5体の巨大ロボがゴーカイチェンジをするんですが、そのチェンジした姿が、

 ・ゲキトージャ

 ・大獣神

 ・ガオキング

 ・マジキング

 ・ダイボウケン

ってんだから、多くを語らずとも分かりますよね?

2013年の時点で全力全開な面々が揃ってるんだから、劇中同様にタイムスリップをした気分です(←そーお?)。

果たしてこれは偶然の一致なのか、Wikipediaあたりではとっくに言及されているかもですが、自力でこういうのに気付けると悦に浸れますね。そしてまた、1ミリも自慢できない無駄な知識ばかりが身に付く…。

 

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本作の廉価版Blu-rayはまだ発売されていないのかな?

↑のBlu-ray版コレクターズパックは、本編ディスクがBlu-ray、メイキング等を収録した特典ディスクがDVDという、東映ビデオが大好きなクソ仕様です。ホント、カチンと来る売り方するよな。