観た、『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』 | Joon's blog

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『魔法戦隊マジレンジャーVSデカレンジャー』を観ました。

 

今日は10年に1度行われる小津家のパーティーの最中に巨大アリエナイザ―が出現。偶然に居合わせた宇宙警察のウメコ=デカピンクの機転により、小津兄妹や来店していた客は救出される。

そこに現れたアルゴル星人バボンを倒すため、小津兄妹=魔法戦隊マジレンジャーは特捜戦隊デカレンジャーと共闘。マジレッド=魁がとどめの一撃を放とうとするが、スペーススクワッドに配属になっていたデカレッド=バンに邪魔され、マジブルー=麗とデカイエロー=ジャスミンがさらわれてしまう。

二人の救出、そして深雪のブローチの正体である天空の花を守るため共闘する両戦隊。しかし、魁とバンの間には険悪な空気が漂い……といったお話。

 

得てして、スーパー戦隊恒例のVSシリーズは後輩=放送中or終わったばかりの戦隊側に重きを置く作風です。

本作では家族愛的なものが根っこにあり、そこは当然マジレンジャー側が担当するところですが、設定の便利さやキャラの個性も相まってか、ゲスト側であるデカレンジャーがどうしても目立っちゃうんですよね。やろうと思えば、どんなVSシリーズにもねじ込めそうな、実においしい戦隊なんだよな…。

 

恒例行事とまでは言わないけど、スーパー戦隊あるあるの一つとして、ちょいちょい男性キャラによる女装があります。

当時から思ってたんですが、やる事がない時の苦し紛れの逃げの一手にしか思えないんですよ。コメディとしても1ミリも面白くないし、何より見苦しいです(笑)。

“多様性”という、歪んだワードが横行する昨今であれば、さぞかしバカ受けするんだろうがな。

 

そんな女装は変装の一環だとして、女性陣にも変装(?)シーンがあります。

それが麗&芳香・ジャスミン&ウメコ・ナイ&メアによる衣装交換で、作り手のオジサンたちがハシャぐだけの、お話的には何の意味もないシーンです。

…まったく、荒川稔久が脚本を担当すると、こういうシーンが激増するのが嫌なんだよ……と思う反面、三組三様の良さを見い出してしまう俺ッチも、やっぱりオジサンなんだよな(笑)。

殊にジャスミン&ウメコのナイ&メア衣装は、スタッフもどよめくほどなので(メイキング参照)、これは仕方ない!

 

思えば、本作は地味にレギュラーキャラの女子率が高いんですよね。

↑の6人に加え、スワンさんや深雪という熟女枠もあるんだから、色々と配慮が行き届いていますよ(笑)。本作での披露はないけど、8人全員が変身できるのも感慨深いものがありますね。

ここまで来たら、山崎さんやマリーも登場して欲しかったな…。

 

勿論アクションシーンは多々ありますが、デカマスターとウルザードによる、ええ声キャラ対決はもっと見たかったですね。これは隠れた見どころだと思うんですよ…。

 

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Blu-ray版は『魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE』も収録。静止画データも充実です。