『百獣戦隊ガオレンジャー 火の山、吼える』を観ました。
オルグの衝動により異世界に飛ばされてしまった百獣戦隊ガオレンジャー。
着いた先は小さな島で、島民を虐げるオルグ3兄弟の強さにガオレンジャーは敗れ、捕らえられてしまう。
オルグに立ち向かうレジスタンスのリーダー魁人と、島の姫である伊莉耶が持つ赤い石が赤い星獣を呼ぶという言い伝えを信じ、ガオレンジャーは島民と共にオルグ3兄弟に挑む……といったお話。
現在においてもスーパー戦隊&仮面ライダーの劇場版が公開されるのが夏の定番行事となっていますが、スーパー戦隊サイドとして、その第1弾となるのが本作。
劇場作品が作られたのは『~ガオレンジャー』人気のおかげ……と言いたいですが、プログラムの順番や尺の長さを知ってしまえば、実態としては仮面ライダーの前座というかバーターですよね。
この立場の差がいつか逆転する日を夢に見ても、永遠に起きる事はないと思います…。
とは言え、ライダーの添え物と揶揄されたとしても、オリジナルの劇場作品が作られるのは素直に嬉しいものです。
『超力戦隊オーレンジャー』以来の、久々の劇場版という事で、尺は短い=28分ながらも内容は濃密で、当然ながらテレビ版よりお金が掛かっているのも見て取れます。
長年、スパ戦&ライダー=ニチアサ作品を観ていると“またか”と思う事は散々あり、その中の一つがロケ地。
いつもの岩場や廃工場を見るたびに辟易するものですが、本作での鬼之城へ向かう坑道は、あまり見た事のない場所に思えて新鮮でした。
余談ながら、“聖地巡礼”とか銘打ってロケ地探訪をするミーハー根性丸出しの連中も少なくないようですが、撮影スタッフの心労を発端とするコンテンツの先細りを懸念できない人は、なるべく止めてあげた方がいいと思います。スマホでパシャパシャ撮るなんて論外だからな?
お金が掛かっていると言えば、パワーアニマルの登場に伴うCGですね。
劇場オリジナル&テレビ版に先行して登場するガオコングだのガオナイトだのガオゴッドが登場しますが、現状では不足している戦力を逆転させる要素として新ロボを登場させるのは、スパ戦の夏映画の作風として定番ですよね。
まぁ、常々言っている通り、俺ッチはスパ戦の巨大ロボットには1ミリも心が震えないのでどうでもいいんですが(笑)。
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そーいや、↑のBlu-ray版にはメイキングは収録されていないんですよね。
元がそこまで良くないとは言え、一応はリマスターしてありそうなメイキング等まで見たい人は、
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ボーナスディスクとしてメイキング等がギュウ詰めされた、↑こちらのBOX版の購入を検討して下さい…。
本作は公開初日の舞台挨拶が収録されています。