観た、『百獣戦隊ガオレンジャーvsスーパー戦隊』 | Joon's blog

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『百獣戦隊ガオレンジャーvsスーパー戦隊』を観ました。

 

オルグとの戦いの中、百獣戦隊ガオレンジャーが死んでしまう幻覚を見せる、はぐれハイネスのラクシャーサ。術中に落ちなかった2人、ガオレッドは単身ラクシャーサと復活したオルグ魔人に挑み、ガオホワイトは戦う気力を失った3人を連れて退却する。

ホワイトが3人を鼓舞する中、突如、変身アイテムGフォンが4人の下を離れていく。Gフォンがそれぞれ向かった先は、かつて地球を守ってきた五色の戦士の中の1人だった。彼らは戦えなくなったガオレンジャーの面々に、スーパー戦隊の戦士としての生き様を説き……といったお話。

 

本作の発表当時、「…えっ、次は“ガオレンジャーVSタイムレンジャー”じゃないの?」と思った人も多かったんじゃないかな? 

タイムレンジャーに限らず、プレシャスを探す戦隊とか人間とジューマンが混在する戦隊とか、VSシリーズのゲスト側になれなかった先輩戦隊は稀に存在しますが、その辺の事情は通ぶりたい人たちに追っかけてもらう事にして…。

タイムレンジャーではない代わりに、それまでのスーパー戦隊から5人が選抜されたドリームチームが結成されるわけですが、正~直ビミョーな面々です(笑)。古すぎたり若すぎたり、チグハグ感しか感じないんですよね。

 

3割くらいは過去作品のダイジェストみたいなものだけど(笑)、本作の発売当時、尺が70分もあるスーパー戦隊作品が作られた事に歓喜したものです。現在においても、尺の長さは2番目じゃないかな?

ガオシルバーが参入していたタイミングであれば、6人目の戦士としての心構えを説いたりして、もう5分くらいは長くなっていたのかな…(笑)。

 

にしても、つくづくビッグワンとは、スーパー戦隊史上において特殊な存在です。

肩書きとしてはジャッカー電撃隊の行動隊長ですが、自らも積極的に前線で戦うあたり、スーパー戦隊の戦士としての側面もある。

全てのスーパー戦隊が揃って戦う作品は数作あり、アカレンジャーが一番前にいる事が多いですが、戦略的な作戦を余儀なくされる戦いであれば、ビッグワンこそが全てのスーパー戦隊を指揮できるオンリーワンなんじゃないかと思うんです。見た目も異質すぎるし(笑)。

似たようなオンリーワンというか、スーパー戦隊のシンボル的な存在にもなっているものの、近年では忘れられているのが悲しいんだ、アカレッドよ…(センタイギア化もされてないし…)。

 

今の目で見てしまうと、歴代のスーパー戦隊、もしくはレッドが総登場したところで、目が肥えてしまっているから感動も薄いんですが、本作の白眉は彼らが巨大メカで総登場する点にあります。

巨大ロボではなく、巨大ロボに合体する前の戦闘機や戦闘車なのがいいんですよ。

何度も見てきたバンク映像だけではなく、それらに合成やCGを加えて、けっこう凝ってるんですよね。

近い事は本作でやっていましたが、ジェットファルコンを先頭に戦闘機タイプが編隊を組む画とか、想像しただけで燃えませんか? 近年の技術やこだわりがあれば激アツな映像になると思うので、次の大集合的な作品では、何卒この案を検討して下さると嬉しひ…。

 

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