『舞台&芸能 用語解説集』を買いました。
テレビやラジオを見聞きしていると、出演者の方々が舞台裏の話をする事がままあります。
その際に、けっこうな頻度でエンタメ業界の専門用語が出てきますが、我々のような素人でも分かるようなものもあれば、いかにも業界的なワードが出てくる事もよくありますよね。
「そんなのネットで調べればいいじゃん?」という人が圧倒的に多そうですが、個人的に何かを調べた結果、本とネットで差異があった時には本に書いてある方を信用します。
本の世界でもテキトーな事を書いてる奴はいるけど、校正という作業が一切ないように見えるネットの方はそれ以上に信用できませんから。
で、この本の内容はと言えば、
用語集だけあって、まぁ辞典みたいな感じですね。
サイズはA4くらい、↑このくらいの内容で約165ページに渡って数多の用語が載っていますが、載っているのは文字のみで、イラスト等の図示による解説が一切ないのが惜しかったかな?
“上手[カミテ]”or“下手[シモテ]”
“場みる(場みり)”
“ワークショップ”
あたりの言葉は、よく見聞きしますよね。その辺に関してももちろん解説してあります。
パラパラと読み始めて、早い段階で調べたものがありまして。
「こないだのライブ、ゆっかーと葵が影ナレやっててさー…」といった話(笑)を聞く事がよくあるんですが、常に引っ掛かっているのが、“影ナレ”という言葉。
(顔を出さずに)影でナレーターを担当しているから“影ナレ”と略しているんだろうけど……“ナレーション”って違うんじゃないかと。
ライブの開始前、演者が会場内でのルールやマナーを啓発するようですが、それって“ナレーション”ではなく“アナウンス”じゃないの?と。
これをふと思い出したので調べてみたところ、“影ナレ”は載ってなく、“影アナ(ウンス)”は載っていたので、まぁそういう事です。
ネットから発祥する言葉は曲解から始まり、(困った事に)それが蔓延→定着していくものですが、これもネットを起源とする言葉なのかな?
俺ッチのごとく、心だけは長いものに巻かれない人は、「無知どもめ、正しくは“影アナ”なんだぜ、へっ」と、口に出さずに嘲笑してやりましょう(笑)。
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裏方が使うようなもののみならず、音楽(演奏)や歌舞伎に関する用語も解説してあります。
舞台に関するものがメインで、映画(の撮影)に関する用語に関しては少ないので、ご留意を。