『HERO VISION Vol.73』を買いました。
次号からは(最低でも)2750円かぁ、一般的なアイドルの写真集の価格に近付いてきた…。
ちなみに、昨今流行りの表紙が違うバージョンもあるようです。そういう別バージョン方式って、売り上げが変わるものなのかなぁ。
中身のクオリティはいつもながら凝ってますよね。
本編撮影時の隙間に時間を取ってもらったような片手間なものではなく(笑)、グラビアとして、キチンとした写真として鑑賞に堪えられるレベルになっているのが、この本の良いところです。
立ち読みでチラ見程度じゃ勿体ないぞ!と。
巻頭特集は『騎士竜戦隊リュウソウジャー』。
カナロも加わった6人のグラビア&座談会という定番の流れ……のはずですが、ここに龍井うい役の金城茉奈さんが混じっているのに加え、本人も役割が分かっていないらしい(笑)スーパー戦隊親善大使を務める松本寛也くんが座談会の進行役を務めているのは良いですね。スパ戦OBという先輩的な立場としてだけでなく、俳優側の事情も知った上で聞き手をこなしていると思います。
本誌の連載を持っている濱正悟くんのコーナーのゲストは、伊藤あさひくん。
放送が終わり、それぞれ小忙しいながらも未だに交流があるのは微笑ましいですね。たった一人がズバ抜けて知名度が上がっても、我々の知らぬところで地球を守った者同士の交流はあるようですが。
『仮面ライダージオウ』の終了と共に1号ライダーを卒業する事になったスーツアクター、平成ライダー陰の主役こと高岩成二さんをフィーチャーするのは、いわゆる特撮系雑誌ではありがちですが、インタビューよりもグラビアに重きを置いている上に、まさかの10ページ以上も割くとか(!)、そろそろ老舗たる雑誌として貫禄を見せつけてくれますね。にわかヒーロー(つーよりイケメン)ファンからすれば、「このオジサン誰?」状態でしょうが(笑)。
『HERO VISION』という雑誌は、スーツアクターの方々の写真をインタビュー記事の添え物程度ではなく、あくまで写真誌として、グラビア(のモデル)として見せる風潮があります。
これって、スーツアクターを単なる“着ぐるみの中の人”で終わらせず、素顔はほぼ登場しないながらも、ヒーロー系作品を一緒に作っている俳優として、分け隔てなく見なしている証左じゃないかと思っています。
これこそがリスペクトなんだ!
にしても、
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HERO VISION VOL.73 (TOKYO NEWS MOOK 817号)
2,700円
Amazon |
相変わらずの強気価格です。中高生あたりの層は視野に入れてないんだろうなぁ。
書店に勤めてる人には一考して欲しいんですが、一般的な書店で扱う商品の中では高額商品に当たるくらいの値段なので、ビニールに入れるなりシュリンクするなり、写真集よろしく立ち読みNG商品として取り扱えませんかねぇ?
お金の問題なんか気にしないガキは、こういう表紙を見ただけで手に取ってしまう、かつテキトーに扱うものだから、後に残るのはボロ雑巾のごとき汚ったねー商品になってしまうので。
って、もっとひどい扱いをする大人の方が圧倒的に多いんだよな…。