“MC”なんて銘打っちゃいましたがね、要はメカニック・コレクション=メカコレです。
HGだのRGだのブランドがあれば、Mechanic Collecation→MCでもアリでしょ!
…って事で、パチ組んでみたんですよ。
正確には、『1/35 MC ランスロット ロイヤルコーティングバージョン』。
そう、メッキは全剥がししてあります。
ノーマル版とトレードしてもらいたかったけど、相手もいないし、確か500円で買ったものなので、そこまで勿体ない感覚が湧かず、実験も兼ねて剥がしてみました。
同サイズのガンプラ=HGに比べて面取りが小さく、エッジがキンキンに利いているのが好印象! これに比べりゃ、オルフェンズ系HGのデキは、ほぼ底辺。
あとは、関節の多くがABS材なのは仕方ないとして、同じPS材でもガンプラで使われているものとは異なり、、チョー固ってぇ事と言ったら!
粘りが少ないというか、亀裂が入ればクラックが入る間もなく、即座に割れるようなイメージ? ナイフの刃をキチンと垂直に立てないと、自分の指に赤いスミ入れが施されそうで怖かったなー…。
それはさておき、タイトル通り、後ハメに関して。
ランスロットの後ハメを探してみたんですが、肘に関してのそれは散見されるものの、膝(と腿)に関するそれは意外と見当たらないんですよねぇ。わざわざブログの記事にするまでもない、取るに足らない加工方法なんでしょうか?
あったとしても、1から10までの加工を1・5・10程度しか綴っていなかったり、その間が知りたいんだよ~という事、ままありませんか?
俺ッチ程度の腕前で、どこまで誰かの役に立てるかは分かりませんが、やるからにはなるべく細かく、残りの2・3・4…も綴ってみようと心掛けています。
誰だって失敗は避けたいですもんね。
では、まず肘から。
ちょっと無謀だけど、ここでカットしてみました。
ホントはこっちの、ダボ受け&受けカットの方が良かったんだろうけど…。
で、
組み合わせて、
成功。
切断にはハイパーカットソー……とよく似た、スーパーファインカットソーを使用。こっちの方が安いし。
あ、刃厚はもちろん0.1mmね。
当然、どうしても切断面は平面になってしまうけど、意外と目立たないでしょ?
まぁ、多少の成形は必要ですが…。
これが気に入らなければ、もう一つの方法であるダボ&受けカットでやってみる方がいいかもですね。
続いて、膝。
こっちはさすがに、ダボ&受けカットでやっつけました。
見比べれば瞭然だけど、右がカット後。
■のラインは確実だけど、■のラインもカットしておいた方が、最後の勘合がスムーズになると思います。どーせ使わない部分でもあるしね。
ダボ側はある程度の長さを残しておかないと抜けやすくなるんじゃない?と思ってましたが、最終的にはここまで短くしちゃって大丈夫でした。受け側次第なんでしょうがね。
そんな受け側(がある大腿のパーツ)は、
こんな感じ。
深さは、
ダボの長さに合わせて、このくらいで。
穴の深さ&ダボ高さに関してはクリアランス(要は隙間)を大きく取ってもいいけど、
直径に関してはシビアに考える方がいいと思います。
極論としては、直径以上にカットしても接着すれば、後ハメは成立します。
ただ、俺ッチの場合は接着ナシに“パチン”と勘合させたいので、↑のように、直径未満の幅でカットしています。
関節に関わる部分とは、テンションの掛かる部分。どうも接着オンリーでは頼りないと感じるのであれば、スナップフィット的な勘合も残しておけば保険にもなるしね。
要は“〇”を、“U”、もしくは“C”の字にする事で、真下に向けた際、“C”にしておけば自然落下を食い止められるという事です。
そんな仕込みをした上で、いざ勘合。
膝裏方向から挿し、真上に持ち上げるように力を入れると、
カチッという音と共に勘合成功……ホッ。
一応、これは成功した方法の一例ですが、寸法を載せてるわけでもないし、あとはセルフサービスです。
チマチマと、何度もすり合わせを繰り返さなきゃならないんだから、後ハメとはできればやりたくない加工ですよね。
あ、世の中には塗装もしないのに、「後ハメが大変で~」とか言っちゃってる人もいますが、まぁ無視が正解です(笑)。どうせやってないし。
…って、ここまで綴っておきながら、今時に、この記事にどこまでの需要があるだろう…(笑)。