始まった、『ガンダムビルドダイバーズ』 | Joon's blog

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チト遅いですが、『ガンダムビルドダイバーズ』始まりましたね。

今作も“ビルド”シリーズに含まれるんでしょうか? そうであると仮定して話をしますが。

 

今作からガンプラバトルの手段が『ガンプラバトル・ネクサスオンライン』=GBNというネットゲームに変わりました。

まずは世界観の紹介という事で、ゲームの世界にダイブしてからのストーリーに重きが置かれていましたが、一般的なネットゲームの世界を上手く表現していましたね。

自分のアバターが作れたり、ロビーでコミュニケーションを図ったり、ミッションに参加したり、ネットゲームの世界を映像化するならああいう感じになるんでしょうね。

 

やっぱガンプラバトルがメインのお話ですから、GBN上でのお話が多くなるのは必然。

となると“ビルド”要素、つまりガンプラ製作を描く時間はさらに激減するでしょうから、この時点でガッカリです。

自分で作ったガンプラをスキャンして云々とかやってますが、これにはもう何の意味もなく、ヘタすればROBOT魂のような完成品でもいいんじゃない?という事です(笑)。

この世界ではガンプラ=ガンダムのプラモデルとは、実に容易く&手早く完成できるものであるように見えるんです。

 

以前のシリーズで、“プラモ作りのシーンは地味すぎるからバトルシーンを重視する”みたいな事を製作者が言っていましたが、これは実に情けない話。職務放棄レベルですよ(笑)。

作品を製作する上で、分からない事があれば取材をして勉強するのが当たり前。特に俳優ならなおさら。

せいぜい、説明書通りの作り方で完成すれば自分もガンプラマイスター♪くらいの製作者が多いんでしょう。たぶん。

だからって実際にプラモ製作を描いたとして、劇中のキャラの真似をして指を切っただの、削りカスのせいで塵肺になっただの、シンナーの吸いすぎで頭がおかしくなって人を刺しただのと、反撃されない安心感の下で誰かを追い詰める→イジメるのが楽しいと感じる浅ましい大人からのクレームに対応するのがメンド臭いのも分かるんですが。

 

根底には楽しさがあるけど、多少なりの苦労もなければプラモ製作は完結しません。

その苦労が大きいほど愛着も湧くし、そんな思い入れこそが強さの理由になるといった、一種のスポ根要素も含んで欲しいと願うのはオッサンの表れなんでしょうかね(笑)。チャンピオンを目指すという成長シチュエーションもあるんだから、そういう要素があっても良いと思うんですよ。

 

ハッキリ言うまでもなく、ビルドシリーズとはガンプラの販売促進映像作品。

…と思われていますが、正確にはガンプラでなく、MSが登場するゲームの方が売れるんじゃないかな?

だって、劇中のキャラがプラモを作らないんだもん。

ゲームの中で“かすたまいず”なんてできちゃう作品もあるらしいし、「うおおおっ!」とかいいながら戦う(=プレイする)のが熱い~♪とか感じる人の方が多いんじゃない?

 

で、今作はこれまでのビルドシリーズより、さらに若年層に向けているのが分かります。

その証左の一つとして、MSの登場作品が比較的新しい点が挙げられます。

「ガンダムっつったら初代、1年戦争以外は認めねぇ!」といった保守的なジジイを排斥するかのごとく(笑)、その辺のMSなんてほぼほぼ登場せず、アナザー系が多いんですよね。

そう言えるのもせいぜい2話までの時点ですが、今後のガンプラのラインナップを見てもそれが否定される事はなさそうです。

 

ネットゲームという事で、同じキャラでも現実版と仮想版がいるので、そこを掘り下げてお話を面白くできそうな感じはします。

ネット上では友達でも現実では見知らぬ他人というシチュエーションは、意外と使えると思うんですよ。

リク君とかユキオは普段とのギャップがないけど、リアルとダイバー(=アバター)で性格が全然違ったりってのも、いいんじゃないかなと。

リアルでのイジメられっ子がオラオラ系になりきっていたり、地味っ子がハデハデ系だったり、真人間がネトゲゴロだったりというのはありきたりかな? 個人的には、サラを使っているのがオジサンだったら最高なんですが…(笑)。

 

まぁ、一応ガンダムシリーズなので見ておきますが、そこまでの期待はしていません(笑)。

しかしまぁ、どうしてこう、最近の若手女性声優の芝居はみんな同じ、もしくは、せいぜい大同小異なんだろう。