ちょっとだけ話題になってたBSプレミアムのドラマ、『真夜中のスーパーカー』を観ました。
何が話題になってたかって、トヨタ2000GTが登場するという点。
となれば、それだけで盲目的に見る価値アリ! ぶっちゃけ、人間のキャストよりも気になります(笑)。
で、見どころはと言えば、やはりトヨタ2000GT。ちなみに、役名はナゴヤ2000GTなんですが(笑)。
実際に走行しているのみならず、“れくさす”とかいう最近のイケてる車とのバトルがあるんですが、けっこうなスピードを出している上に、かなり接近するんだからヒヤヒヤします。
車のバトルとしてはあのくらいは普通なのかもですが、どっちも超が付くほどのレア車。もし接触でもすれば、最低でも100万単位のお金が動くんですよ(笑)?
外観のみならず内装も多めに見せてくれるし、生い立ちについても語られるので、興味を湧かせる工夫も凝らされています。
主人公の白雪は2000GTの魅力に憑かれてますが、その理由を納得させられるくらいに、リスペクトや信仰を以て描かれているのが好印象です。
『カーグラフィックTV』も顔負けよ(笑)?
――ここからは、観点がガラリと変わりますが、隠れた見どころを一つ。
白雪に絡むコソ泥のリカルド、その祖父を演じるのが団時朗さん。
かつて自動車工場を切り盛りしていたが、交通事故に遭い、車椅子の生活を送りながらも何か車の部品を作っています。
そして、リカルドがナゴヤ2000GTの資料を見ている中、祖父と見間違えた男を演じていたのが、きくち英一さん。
「ははは、これはちょっと狙い気味なキャスティングだね?」と思えた人は、この先も読み続けて下さい(笑)。
リカルドと祖父はブラジルに帰る事になるんですが、祖父が立ち寄った自動車工場が出てきたところで……俺ッチ、泣きました(笑)。
違う土地で自動車工場を興し、亡き兄貴分の遺志を継ぐかのように、当時の夢に見たマシンの開発を続けていたんだろうな……直感的に、そんな妄想をしてしまったせいですね。
なので、極私的な意見ですが、言わせて下さい。
本作は『帰ってきたウルトラマン』の続編(という解釈もできる作品)です。
もうね~…、本作のスタッフ、確信犯すぎるんだよ(笑)!
4月21日に本作の再放送があるそうですので、興味を持った方はぜひ一見して下さい。
あ、『新マン』ファンを名乗る有志に関しては、必見が義務ですぞ(笑)!
そーいえば、その昔、『トヨタ2000GT』というドキュメント映画、ありましたよねぇ…。