繋ぎっぱなしのプレステ2、動作確認をするだけのつもりが……気付けば数時間も遊んでしまいましたよ、『エヴリシング・オア・ナッシング』。まだクリアしてなかったし。
なにしろプレステ2用だし、もう10年以上も前の作品なんですが、かなり好きなんですよ、コレ。
ステージを、映画で言うところのシーンに例えれば、これが多く短いあたり、映画的と言ってもあながち間違ってもいないんじゃないかな。
ピアース・ブロスナンさん、ジュディ・デンチさん、ジョン・クリースさんと言った、(発売当時の)レギュラー陣に加え、敵役はウィレム・デフォーさんという豪華な布陣。
つっても、その辺の二流作品と違い、本人の許諾をもらっているどころか、声も当てているんだから本格的。
かつ、ボンドのライバルとして有名なジョーズも登場するし、マックス・ゾーリンの名も出てくるんだから、なかなかマニアック。
日本からボンドガールとして伊東美咲さんが参戦していますが、この需要と供給の温度差もまた生々しい(笑)。
ストーリーや見せ場も実にそれらしく、これを原作に映画化して欲しかったんだよ……というか、今でも熱望しています。
ショーン・コネリーさんがOO7を卒業してから『ネバーセイ・ネバーアゲイン』が作られたように、本作を作って欲しいけど……金持ってるプロデューサーさん、どうですかねぇ(笑)?
最近のOO7に関しての一家言はさておいて、肝心のゲームの方の話も。
ボンド自体を操作するのがメインですが、敵に見つからないように進むのが面白い。敵の行動パターンが生々しいんだよね。
壁や物陰に隠れたり、拳銃を使う際にはサイレンサーを付けたりしないと感付かれて大騒ぎという(笑)。『メタルギア』シリーズとはこんな感じなのかな?
車やバイクに乗るステージもあるけど、ちょっと作りが雑っぽいんだよね(笑)。1イントでないのが惜しいところですが(フレームの間引きが見づらい)、いかにも映画の見せどころっぽいショットもあり、実に痛快。
前に遊んだ時はプラチナ獲得するまで次のステージに行かずに頑張ってたけど、今や老化も原因の一つになり、無駄にハードルを上げると一生クリアできなさそうなので(笑)、とりあえず普通にプレイしています。
しかしまぁ……いつになったら終わるんだコレ。ステージ数多すぎて嬉しいんだけどね。
にしても、本作の主題歌って、CD出てないかなぁ?