ジャパンアクションアワードなんてのがある、否、とっくにあったんですね。
このテの話題は、『宇宙船』や『東映ヒーローMAX』等に載ってても不思議ではないんですが……俺ッチが見逃しているだけかな?
いわゆる“大御所俳優”だの“大女優”ってのは、引き出しの奥行きが深い人達。それでもやはり人間ですから、本人以外の事情も含め、できない事もあります。
そんな人達ができない事ができる人がいると、劇としては盛り上がるものです。
このイベントで表彰されるのは、立ち回りという引き出しの奥行きが深い方々であり、いわば職人です。
映画の出演者全てにスポットライトは当たらないけど、座長を脇で支える専門職の方々にもスポットを当てるのは、良い事だと思います。
ついでに言うと、大女優には持ち合わせていない引き出しを持っている、つまり大女優にできない表現ができてしまうAV女優さんは、一芸に特化されてはいるものの、少なからずの畏敬の念を抱ける。
…それはともかくね~、それを心底楽しむ有志が集まったイベントと呼ぶには、程遠い気もするんですよ。
選出された面々(の中で一番上に来る人)も大衆向けだし、逆にあの事務所の社員が一人もいないってのも懐疑的。
要は、マニアックさがないんだよね。
公式HPを読むだけでも、チト不勉強このイベント自体のムリヤリ感が否めません。
ニチアサ作品で活躍している方々を多々選出しているにもかかわらず、“レンジャーシリーズ”なんて言い回しを使う時点で閉口です。
ベストアクションシーン部門ってのもありましたが、その中でエントリーされていたのが5作品あり、そのうちの3本は
・『○○』 ラストのアクション
・『□□』 ファイナルバトル
・『△△』 ラストの立ち回り
だそうです(笑)。
得てして、クライマックスに大立ち回りを持ってくるのはアクションシーンの常とは言え、せめて“◎◎と××の対決シーン”にしようよ。
↑こういう言い方をすれば、興味を持った人は本編(起承転結の4文字で例えて)の4分の1しか見なくなる可能性もあるから、これって映画を愛していない証にもなってしまうと思うんだ。
ところで……川本まゆさんの魅力に気付けないお前らの目は節穴かっ?