観てます、『書店員ミチルの身の上話』 | Joon's blog

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超今さらながらなんですがね、『書店員ミチルの身の上話』を観てます。

書店に勤めているミチルは、今日も平凡な生活を送っていた。
ある日、先輩に宝くじを買ってくるように頼まれるが、1枚余計に買ってしまう。
その中の1枚が2億円が当選していた事から、平凡だったミチルの人生が急転していく……といった内容。

本放送時は23時くらいから放送してたんですよね。
サスペンス要素もあるんですが、仰々しい劇伴も(ほとんど)なく、深夜に近い時間に相応しい演出がされているのが良いんです。
演出と言えば、不安や焦燥を描写する際、なかなかカットが切り替わらなかったりと、“間”の長さも緊張感を煽ります。
尺に追われる映画や、展開がじれったいとチャンネルを変えられちゃうゴールデンタイムのドラマとは違い、実に贅沢に時間を使っているのも良いんですよ。
DVD等であれば、夜も深まった時間に観るのがオススメです。
ああいう“間”って、俳優に一存するものなんでしょうかね? だとしたら、戸田恵梨香さんの力量に感服。

ミチルに思いを寄せている幼馴染み、竹井(=高良健吾さん)。
ミチルと付き合っていたがフラレてしまう、久太郎(=柄本佑さん)。
妻子がありながらミチルと不倫をする、豊増(=新井浩文さん)。
ミチルを取り巻く男3人なんですが……これら全員、“キモい”とか“キショい”とかではなく、薄っ気味が悪いんです。この世界に健全な男はいないのかと(笑)。
中でも豊増を演じる新井浩文さんの怪演は、ホントに不気味。あんだけ無表情な人の、どの辺に魅力を感じるんだミチル&タテブーよ。

――てなワケで、現在5話まで鑑賞。
東京で暮らし始めたミチルの元に久太郎がやって来た事で、事態が急転します。
主人に忠実なおとなしい猫のようだった竹井との、パワーバランスが逆転しそうな気配を臭わせつつ、続きは次回までのお楽しみ。気になるぞ~。