観た、『プリキュアオールスターズNew Stage2』 | Joon's blog

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『プリキュアオールスターズNew Stage2』を観ました。

それまでのシリーズである『~DX』から『~New Stage』へと生まれ変わったんですが、それまでのシリーズ名が“デラックス”である理由が納得できてしまいます。
予告やCM等では全プリキュアがドドーン!と揃い踏みしている画が見られますが、そこは良いんです。
落っこちてくる太陽みたいなうヤツをプリキュア全員で食い止めようとするシーンなんて、コロニー落としを防ぐかのようで(笑)なかなか燃えるしね。
たださ~……皆さん、いつからそんな寡黙になっちゃったんですかと。
コレにも歴代プリキュア全員のコメントがあったし、予告でなぎさが喋っているのを見て勝利を確信し(笑)、今度は期待できる!と喜び勇んで鑑賞に臨んだんですが…。
まぁ、たった70分でそれをやれって方がムチャかもしんないけど、やっぱり尺が短いんですよ。
…なので! 以前のシリーズで自分が好きだったプリキュアの出番が少なくて不満を感じたちびっ子ちゃん達! キミの好きなプリキュアが活躍できるかどうかは、キミらの鑑賞態度にかかっているんだ! だから、少々退屈なシーンでもビービー喚いたりグズったりせず、集中力MAXで全力で鑑賞するように!

プリキュア+妖精全てにセリフを与えられないのは、大人の事情で仕方ない。
ここで、メンド臭い大人のツッコミをしてしまうと、あんまプリキュア達が喋らないのって、義務的に参戦しているだけのようにも見えちゃうんんですよ。
口を利くだけで虫酸が走る人間であっても、仕事の上だから仕方なく一緒に働くという状況が会社等ではよくありますが、それに少なからず似ているような気がするんだよね(笑)。
全員にセリフを与えるというのは、仲間同士で親睦を深めるための、つまりは絆を強固にするための描写であるとも思うんですが、やっぱり難しいよね。
それを怠慢だと大口を叩く人は、せいぜい1時間強という尺の中で、30人全員にセリフを与えた上で起承転結が成立する物語を考えてみましょう。

いっその事、新参プリキュアを中心に、ストーリーに重きを置いた1本の映画として楽しめる作品にする、というのが『~New Stage』のスタンスなのかなと(『DX』シリーズのお話が腐ってるとかってワケではない)。
自分の殻に閉じこもってばかりいると寂しくなります。孤独の寂しさを紛らわすため無軌道な行動に走ってしまい、それが周囲に徐々に大きな影響を及ぼしていく……これだけ読むと実に生々しい状況ですが(笑)、まぁ、そういう内容です。
そして、犯してしまった罪は取り返しがつかなくても罪滅ぼしならできるという、いわば贖罪もテーマにしています。
であれば、パッション&ビートに出番があるのは当然。この2人の出自について説明するセリフもありましたが、そんな言葉を聞かずとも、あの状況においてパッション&ビートのツーショットが成立したのが本作の見どころの一つだと思います。ちなみに半泣きでしたよ、俺ッチは(笑)。

ちなみに、隠れた見どころは、まだラブハートアローを持っていなかった頃の、ドキドキ勢の個人技が懐かしい気持ちにさせてくれます(笑)。

エンドクレジットの、プリキュア全員によるダンスは相変わらず圧巻。画面が狭すぎです。
『ミラクルダンスステージへようこそ』みたいなの、またやってくんないかな…。