万人に旧キットを推しはしませんが、温故知新、そんな技術がこなれていなかった頃のキットがあればこそ、今の過剰にすら感じるユーザーフレンドリーなキットが生まれている事を、僅かながらであっても知っていて欲しいですね。
特に、プラモとは“作る”事が大前提であると分かれないくせに、某大手通販サイトで偉そうな言いっぷりでレビューしている連中とかな。
そんな(一部の)旧キット擁護派な俺ッチですが、今年の夏は久々に再販するキットが多く、否応なしにも食指が伸びてしまいます。
まず8月。
1stはウンザリするほど再販されているのでスルーしがちですが、“リアルタイプ”(と銘打った色違い版)が出るのは久々な感じがします。1/72という珍しいスケールのメカニックガンダムorザクも。
この辺、箱絵はグッと来るんだけど中身がどうにも(笑)。
そして『ガンダムW』の外伝らしい『G-UNIT』。ジェミナスだのハイドラだのと言った辺りのアレ。
当時『W』にカブれていた若かりし頃の俺ッチは、「こんなヘボいのが『W』のMSと同系列な分けないじゃん!」とか思っていたものですが、あれからかなり歳を取っても思いはさほど変わっていません(笑)。
ただ、今ではプラモと原作を切り離して考えられるようにはなったので、足を運んだ際に売ってたら買ってもいいかなー程度。
そして9月。
これも1st関連ですが、いわゆるジオラマ(もしくは“ディオラマ”、気取った連中は“ダイオラマ”と呼ぶそうな)キットがリリース。『ランバ・ラル特攻』だの『テキサスの攻防』だの、それらのシーンを再現するための情景シリーズで、砂漠や荒れ地のようなディスプレイベース(と便宜的に呼ぶ)に1/250のMSが3体付属するという物。ただスケールが1/250の上にキット構成は竹割り。さらに接着&塗り分け必須なので、パチ組み以上の経験がない人はお断りのキットです。…俺ッチも買いませんがね(笑)。
次にカルトっぽい人気のある『センチネル』関連。
浅はかな予想ですが、中でもフルアーマーZZガンダムは争奪戦が勃発しそうな気がします。何でも、このキットの増加装甲は、意外と楽にHGUCのZZに装着する事が可能という…。定価も1050円と安価だし。
基本的に『センチネル』関連は一生掛かってもカッコ良く思えなさそうなMSが多いので、俺ッチはスルー確定ですが。
次に、これも相当ディープな人気があるかもしれない『シルエットフォーミュラ』。
チマチマとしたディテールやモールドが過剰に追加されているだけで、実はそんなにカッコ良くないんだけど、そんなダサカッコ良さが気に入ってしまったので、3点ほど買います。ガンプラ出戻りのきっかけとなったF90 L-TYPEが出ないのは残念だけど…。
…チト先取り情報のようになってしまいましたが(笑)、興味のあるキットの確保はお早めに!
☆ 追記 ☆
10月は『∀』関連が再販されるようです。1/100も含む全種類……と思ったら、フラットとカプルはないのね…。