男の甲斐性 | Joon's blog

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どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

先日、会社の宴会があったんですがね。
終わった際、2次会としてキャバクラ(orフーゾク)に行く人も多かったようですが、これは男とすれば世の常みたいなものです。
そういう光景を何十年も見てきましたが、ああいうお店に行きたがる心情が未だに分からないんですよ。

社会人になって間もない頃、一度だけキャバレー(当時は“キャバクラ”という呼び名ではなかった気がする)に連れて行ってもらった事があります。入社したての若造には拒否権もなく、“連れて行かれた”と言った方が正確ですが…。
で、ホステス的なお姉さんが来るんですが、この人が言ってる事に始終ムカムカしていたという。

酔っ払っていれば聞き流せたんだろうけど、当時はウルトラ級の下戸だったので、いちいちマジメに捉えていたんでしょうね、我ながら厄介な客だよ(笑)。
――とまぁ、キャバレー初体験がそんな有様だったってのもあるけど、いわゆる“夜のお店”にはなかなか興味が持てません。

後日、その時の様子を聞いても(正確には、聞かされても)、サッパリ興味が湧かない。むしろ「何が面白いんだ、そんな事」と、冷ややかに思っちゃうくらい。
十人十色、個人の嗜好なんて多種多様だし、そんな楽しみを否定するってワケじゃないんです。
ただ、足繁く通う事で男としての箔が付いている=俺ってカッコ良いと思い込んでいるのがウザイんだよね。
「たまにはキャバクラとか行った方が良いよ?」
「俺がよく行く所とか連れてってやるよ?」
「○○君が出会いがないって言うのは、ああいうお店に行かないからだよ」
自分にイニシアティブがあるところをアピールしたいのは分かるけど、小さな親切&大きなお世話だよ(特に3番目)。
過去の武勇伝とか上から目線で話したがるような人達は、ヨイショor聞き上手な人が大好き。

どうも、ああいう店によく行く人って、キャバ嬢さんと“遊んでやってる”という感覚が強いっぽいんだよね。
でも実際には自分が“遊んでやっている”のではなく“遊んでもらっている”、それどころか“遊ばれている”という気になれないのかなぁ。『嬢王』とか観ると、そんな懐疑が確信に変わります。
…どちらでもないけど、ドーテーの未成年みたいな事言ってるね……我ながら。

絶対にいないと思うけど、これを読んだキャバ嬢の皆さん。
世の中にはこんな特異な人間もいますが、そんなメンド臭いお客は滅多に来ませんから安心してお勤めに励んで下さい。