ペールゼン・ファイルズ ０２話 『ガレアデ』

ネタバレしてるんです

今回は第２話「ガレアデ」について

病人のままキリコは惑星ガレアデの最前線へと送られていきます。
そこで本作の核となるチームのメンバー、バーコフ、ゴダン、ザキと出会います。
ボトムズの登場人物に特有な危険な臭いを纏い、一癖も二癖もありそうな彼らですがエピソードが進むにつれ意外な事実が判明したり、お互いの関係も二転三転としていきます。

女ッ気のない本作ですのであまり女性には受けないんだろうなぁ、と思っていたんですが恋愛話がなくとも最近は腐女子と呼ばれる方々が♂×♂で受けだの責めだのタチだのネコだので盛り上がったりするんですね。早々にザキがザッきゅんなる呼び方をネト上で見つけた時にゃあ・・・・・

ザっきゅんのキリコへのアツい視線♪

それはさておき、「ガレアデ」ではゴダンが重症のキリコの世話を任され（というか押し付けられ）、放り投げたり、めんどくさそうに苦しむキリコの口に水を乱暴に入れたり、とかなりガサツに描かれております。
大してバーコフはむせるキリコを見かねて看病を自ら変わってやり、紙コップを折り曲げ丁寧に水を飲ませてやる心配りをみせたかと思うとザキに襲われたキリコをタイミングよく助けたりと「見張っていたのか？なぜ？」という怪しい雰囲気もあります。
ザキにいたっては同室に運ばれたキリコを見た瞬間から目をひん剥いて睨んでいたかと思えば夜、寝静まってからいきなりﾅｲﾌでキリコに切りかかっていく電波っぷり。
メンバー紹介話としてはこれ以上なくよくできていて、しかも色々と含みがもたされてあり、さすが高橋監督と言わざるをえません。
キリコ本人といえば全治６ヶ月の負傷が半月たらずで完治という相変わらずの異能っぷり（笑）
回復中のキリコが休憩時間にＭ７前線基地の外を歩き高台に上る様は小説版「野望のルーツ」のオドン基地をでて周辺を調べる描写に似ていて思わずニヤリです。
そしてなんといっても第２話のサプライズは今回の影の人気者ワップ曹長の登場でしょう！！

一部コアな人達に人気が沸騰中のワップ曹長（声優といいファンサービスか？）

クメン編のカン・ユー大尉ほど強烈ではありませんがその小物っぷりと嫌な奴っぷりはなかなかのものです。
しかし高橋監督はこの手のキャラが好きですね。
カン・ユーにダグラムのデスタン、レイズナーのゴステロ・・・
きっと野望のルーツも話がもう少し話がながければリーマンの副官あたりがそのポストにつけたことでしょう。

さて前半は
キリコ、惑星ガレアデ到着
　↓
Ｍ７前線基地へ移動
　↓
ザキに襲われる
　
という流れになり、後半はいきなり物語が動きます。
Ｍ７前線基地の外を散歩していたキリコが休憩していた先にゴダンがいて会話が始まった瞬間になぜかいきなり狙撃されます。
わけがわからないまま二人で逃げます。その後なにかの工場に逃げ込みます（ＰＲ液貯蔵庫か？）
その後発火して消化班がきてことなきを得ます。

さて、一体誰に狙われたのか？誰が狙われたのか？

その後２人は召集され、バーコフ、ゴダン、キリコ、ザキと最前線にいるもう一人を加えた５名にによるどの部隊にも所属しない分隊を編成することになります。
分隊長はバーコフ。
さぁついにここにバーコフ分隊が誕生しました。
そして彼達はまた最前線へと向かいます。

最後にチラっとできた陸戦型ファッティー

そして第２話は今回の黒幕である、ウォッカムやペールゼンが一瞬もでてこない潔さ（笑
（ただ基地司令が電話で会話している相手がそれっぽいが）

言うなれば運命共同体
互いに頼り、
互いに庇いあい
互いに助け合う

一人が５人の為に
５人が一人の為に

だからこそ戦場で生きられる
嘘をいうな！！
猜疑に歪んだ暗い瞳がせせら笑う

お前も　お前も！　お前も！！
俺の為に死ね！！

次回　「分隊」

こいつらはなんの為に集められたか

[まとめ　今回わかったこと]]

キリコの送られたのは惑星ガレアデ　Ｍ７前線基地

○Ｍ７基地関係者
　ユーグント基地司令官
　フラー副司令官
　ワップ曹長

○バーコフ分隊
　ノル・バーコフ曹長（分隊長）
　キリコ・キュービー曹長
　ガリー・ゴダン曹長
　ゲレンボラッシュ・ドロカ・ザキ伍長
　他１名