2003年、私はアレクサンダー・テクニークの教師になるためのトレーニングを受けるため渡英しました。
先生になるためには、アレクサンダー・テクニークをしっかりと脳で理解し、からだで習得することが全てです。
自分がアレクサンダー・テクニークを理解していなければ、他人に教えることはできないからです。
最初の1年目 『私は脳でからだを支配するんだ!』 と格闘していました。
それを続けていたら脳は疲弊し、からだはバラバラになってしまいました。
そんな日々が続き、新しい先生を探していた時、ピーターの個人レッスンを受けました。
数回目のレッスンで、『レッスンの間、ただただピーターの手を感じ取ろうとしている自分』に気づきました。そうしていると、脳が静まり、からだが落ち着いていきました。
ある日、彼の個人レッスン後にバスに座っていると、彼の手が私の背中に触れている感覚をハッキリと感じ、そのままそれを受け入れていたら、私の背骨が上に伸びていき背中がゆったりと呼吸をし始めるような感覚が起きたことがありました。
渡英して2年目からピーターの下でトレーニングを受けるようになって3か月くらいたったころ、
からだが脳に 『今のは良いよ』、 『今のは違うよ』 と伝えている感覚を自覚するようになりました。
そのようにして脳はからだからの情報を蓄積していき、6ケ月くらいたったころ、
脳がからだに 『こうしてみたら良いんじゃない』 と伝え、からだがそれを受け取って動く感覚を自覚するようになりました。
渡英して3年目、トレーニングの最終年になってやっと
”これがアレクサンダー・テクニークなんだあ” と思えるようになりました。
絶えず、脳とからだは情報を交換しているのだと思います。
問題は私達がその情報交換を無視していることなのです。
名古屋でアレクサンダー・テクニークを教えています。私のホームページものぞいてみて下さい。http://www.wb.commufa.jp/atlesson/