名古屋市中区でアレクサンダー・テクニークを教え始めて15年目になります。
日本人は完全にできるようになるまで挑戦しない傾向にあるように感じます。
最初にそれを痛感したのはイギリスに留学中に出会った一部の日本人の友人の振舞からでした。
彼らに共通していたことは、文法的に正しい英語を話せるようになるまで、英語を話そうとしないことでした。でもそんなことをしていたら、いつまでたっても正しい英語を話すことなんてできません。
私がイギリス留学中に実感したことは、自分が伝えたいことを一生懸命話せば、相手はその英語が間違っていても理解しようと”君はこういうことを言いたいの?”って分かるまで聞き返してくれるし、その時にピッタリの言い回しや単語を使ってくれるので、”そういうふうに言えばいいんだ!”と正しい言い回しや新しい言葉を覚えていくものです。
日本でアレクサンダー・テクニークを教えていても時々それを痛感します。
その傾向は個人差がありますが、年配の男性にその傾向が多いような気がします。
そういうタイプの人は、最初から何もかもを理解しようとします。そして、最初から完全を求めます。
結果、残念なことに長続きしません。
アレクサンダー・テクニークに限らず何でも新しいことを学ぶときは、少しずつ試行錯誤しながら理解を深めていくものです。しかし、彼らは子供の時、若かった時はそうやっていたことをすっかり忘れてしまっているのです。