アレクサンダー・テクニーク教師の骨折日記 -24ページ目

アレクサンダー・テクニーク教師の骨折日記

名古屋市でアレクサンダー・テクニークを教えています。交通事故に遭い骨折してしまいました。アレクサンダー・テクニークがどれ程リハビリに有効か身をもって実感!
ホームページもご参照ください。http://atnagoya.sakura.ne.jp/

今年から毎日生花を飾っています。

お花を選ぶことが楽しいです。

自由な方向に伸びている花たちの流れを活かして素敵に生けることができたときの幸福感は病みつきです。

花たちの毎日のかすかな変化を見つけることが小さな驚きであり、喜びです。

それだけで日々の暮らしが豊かになります。

『この物理的には狭い空間に私だけの宇宙がある』ような不思議な感覚を覚えます。

 

先日、一人の生徒さんに、「白、青、緑がお好きなんですね。」と言われました。

そこに気づけるその人の感性に感動を覚えます。

 

そういえば、この三色って、宇宙から見た地球の色ですね。

自分の姿を見る時、前姿は見えます。

横姿も見えます。

でも、最もその人の生きざまを表すのは、自分では見えない後ろ姿だと思います。

 

前姿が素敵な人でも、後ろ姿が素敵ではない人って結構います。

後ろ姿が素敵な人って、目を奪われてしまいます。

思わずその人の後ろを歩いていきたくなる衝動を抑えなくてはならないくらいです。

後ろ姿が素敵な人って、大抵前姿も素敵です。

 

前姿は年齢が若い方が有利かもしれないけれど、後ろ姿は年齢関係ありません。

年齢を重ねても、素敵な後ろ姿でいられるように生きていきたいと思います。

 

 

これがしみじみと実感するこの頃です。

どうしてそうなるのかと不思議でした。

 

若い頃は、花を、鳥を、風を、月を、見ていて、目の前にあるそのものの美しさに魅了されていただけだった。

最近は、それらを見ていると、今までの人生で保存されていた記憶と結びついていくからなんだと

思います。

 

今年の春、藤の花を見に行ったときのこと。

その帰り道で、蓮華の花畑を見つけたとたん、子供の頃に走り回ってた蓮華畑の景色とリンクしていきました。

鼻を満たす草の青い匂い、土の豊潤な匂い

春の風の暖かさ

風が草をそよがせる音

草をふむ足の裏に感じる柔らかい感触

弾んだ自分の呼吸音

その時の無邪気でただただ楽しかった気持ち

いろんなものが溢れてきて、それに満たされていく不思議な感覚。

 

なんとも心地よかった...

 

 

15年前の2006年からアレクサンダー・テクニークを教えています。

教え始めた頃、友達に 「夢がかなって良かったね。」 と言われました。

私は思い当たる節がなくてポカンとしてたら、

その友達は 「20代の頃、あなたは ”手に職をつけなくちゃ” っていつも言ってたよ」 と言われました。

確かに、そうだった!

なんですっかり忘れてたんだろう・・・

 

30代にはあまりにも紆余曲折あって、もがきながら過ごしていたからかもしれません。

もがくうちに、アレクサンダー・テクニークに出会い、学び、

41歳の時から教えることになっていました。

そして、今、私は56歳になりました。

 

孔子が『論語』で書いています。

吾、十五にして学に志す。

三十にして立つ。

四十にして惑わず、

五十にして天命を知る。

 

 

 

 

名古屋市でアレクサンダー・テクニークを教えています。

生徒さん達の中には、声をだしずらい人、呼吸が浅い人がいます。

そういう人に共通しているのは、頭、首から胸、背中にかけての部分がとても硬くなっていて、

腕が脇にへばりついているかのようになっていることです。

 

呼吸は肺に空気が入ること、肺から空気が出ることの繰り返しです。

空気の通り道である首が硬いと十分な空気が通ることができませんし、胸・背中・脇に囲まれた肺の動きが制限されていては空気を十分取り込めず、吐き出す柔軟さも生まれません。

これでは声をだしずらくなり、呼吸が浅くなります。

 

声をだしずらい人、呼吸が浅い人に対しては、呼吸の方法や声の出し方を教えるよりも、からだを整えること・からだを整える方法を教えることが根本的な解決となります。