問合せページのアクセス改善と検証方法 | 想像と創造を膨らませるビジネスチューインガム

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今日はグーグルの無料アクセス解析サービス「Google Analytics 」を使ったページの改善結果についての考察の一例を・・・

今回あるサイトで、特定ページへのアクセスが非常に多いことがわかりました。そしてそのページにはよく検索されるキーワードが盛り込まれていたので、トップページよりも多いアクセス数ということもわかり、このページは非常に重要な役割を持っているようです。

しかし見たところ、どうも直帰率(一度来てすぐ戻るボタンを押す率)や離脱率(最終的にこのページで閲覧を止める率)が高く、ページ閲覧時間が短いように思われます。何とかこれを改善できないか・・・ということで、6月25日に改善に着手することにしました。

該当ページは問い合わせに関する内容を記載しており、電話による問合せの方法を記述しているページでした。そのため、電話のイラストが掲載されていたのですが、キーワードで検索してくる方を想像するとややイラストが子供っぽいように思います。電話での問合せということで、問合せ風景を写した人物が登場する写真に変えることにしました。その他のテキストなどは特に問題ないように思いましたので、そのまま残しました。

そして約3週間後、6月25日~7月13日までのデータを見てみます。Google Analyticsでは指定期間が選択できますし、「過去との比較」というチェックボックスを入れるとその直前の同じ日数の期間データも同時に表示してくれるので、これを用いて改善結果を見てみます。

想像と創造を膨らませるビジネスチューインガム-Google Analytics
するとページビューは若干少なくなっていますが、これはページ改善の内容というよりも集客の要素になりますので、同じぐらいのテスト数があれば問題ないと見て、今回検討したかったページ閲覧時間、直帰率、離脱率を見てみます。

するとページ閲覧時間が、前回49秒だったところ、1分5秒と長くなり、33.02%の改善とあります。さらに直帰率を見てみますと、前回31.17%あったものが23.19%となり、こちらも25.6%の改善を見せています。そして離脱率17.54%14.29%となっており、18.54%の改善結果を示しています。

このことにより、今回のケースでは電話のイラストよりも人物写真を掲載する方が断然良かったということことがわかります。このことで、今回の改善はひとまず成功で、ケースバイケースにはなりますが、一つのナレッジとしてイラストよりも人物写真の方が効果が高いのでは?という指標が出来たことになります。

サイトの改善は一朝一夕にはいきませんが、千里の道も一歩から。こういったところに目を配っていきながら、全体をチューニングしていくことが大切です。