ブルームーン その2
昨日から冷え込みも激しくなり
寒い夜が訪れています。
アトランティスでも
ホットカクテルがオーダーされるようになりました。
去年沢山ご紹介したのですが
また紹介していきたいと考えています・・・
今夜は皆既月食だそうですね。
とても条件が良くて
10時前から深夜1時過ぎまで現象が観察できるそうで
最初から最後まで見れるのは
珍しいことのようです・・・
そんな夜には
ブルームーンをかたむけながら
カクテルで
正に稀な出来事を感じるのもいいのではないでしょうか?
(以前書いた記事を参照してください)
ちなみに
皆既月食で見られる月は
光の屈折の関係から
赤いそうです。
当店のソファー席から南西の月が確認できますよ。
忙しくてブログアップ中々出来なくてすいません・・・
BAR ATLANTIS
京都市中京区四条先斗町上がる松本町161
TEL 075-241-1621
http://www.atlantis-net.co.jp/
ダグラス・オブ・ドラムランリグ その2
昨日の続きです。
なぜ日本でプライベートストックの
現地でしか手に入らないボトル達が
売られる事になったかというと
2003年 8月27日
美術品のコレクターとしても
世界的に有名だったブクルーク公爵
彼の数珠のコレクションの中で
歴史的にも金額的にも
最も価値のあった作品の一つ
ルネサンス時代の名画
レオナルド・ダ・ビンチ作「糸車の聖母」
この作品が
ドラムランリグ城から盗まれてしまったのです。
当時、世界的なニュースとして取り扱われました。
絵の推定価格は60億円とも70億円ともいわれています。
この事件の損失を取り戻すために
ブクルーク公爵は
ウイスキーのストックを放出することを決意するのです。
このシリーズがリリースされた時
ブクルーク公爵から
「少しでも多くウイスキーを日本の皆さんに買って頂き、損失を取り戻したい。」
とのメッセージが輸入元に届いたそうです。
ちなみに「糸車の聖母」は
2007年にイギリスの北部グラスゴーで見つかり
英スコットランド警察当局によって回収されました。
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ダグラス・オブ・ドラムランリグ
今回は新入荷を紹介。
「ダグラス・オブ・ドラムランリグ」
その名は
スコットランド南部に現存する「ドラムランリグ城」
お城の名前に由来します。
このお城、映画「ブレイブハート」(主演はメル・ギブソン)で
有名なロバート・ザ・ブルース王と共にイングランド軍と戦った
「サー・ジェームス・ダグラス」が14世紀に住んでいたことで有名です。
数年前までこのお城の城主は
美術品の収集家として美食家としても
大変名高いブクルーク公爵でした。
彼は城を訪れたゲストにストックされている酒を振舞い
それらを城内にあるビジターセンターで販売していました。
しかし
残念ながらブクルーク公爵は亡くなってしまいました・・・
彼が残した遺産は引き継がれ
現在はバクルー公爵とクイーズベリ公爵の
両者が所有者となっています。
彼らはその数珠のコレクションを
オールドモルトカスクシリーズや
オールド&レアシリーズで有名なダグラスレイン社の協力の元
その子会社であるラングサイド・ディスティラーズ社と共に
ボトリング数限定のプライベートボトルとして販売しています。
前置きが長くなりましたが
今回はカリラの1994です。
バランスもよく余韻の伸びが素晴らしい味わいです。
美味しいですよ。って
そりゃ世界有数のコレクターが集めていたウイスキーですから
美味しくないわけがありません。
ブクルーク公爵の面白いエピソードがあるのですが
それは次回。
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