遅々として、進まなあけど、集英社オレンジ文庫短編新人賞への挑戦は、続けています。
進まない原因ははっきりしている。
ZEROから物語を作る【ゼロから書き】のせいだ。
無限の可能性があり、どんな風にも書ける【ゼロから書き】は苦しい。
そこから、本当に作品を書き出すには、山ほどのエネルギーと集中力が必要だ。
日々、やる気は萎えてくるし、逃げ出していたい。
でも、ここまで来て,18年間、無限に近い時間を費やしてきて、諦められるの?
いや、無理。
無理だよね。
やるしかないんだ。
だから、今、モデルとする作品を【解析トレース書き】で、各章ごとに構成・構造を解析している。
それは、まるでレポート制作のように研究して情報をインプット構築しようとしているもの。
どうせ完璧なトレースなんて出来やしない。
でも、解析トレースをすると、自分の中で【鳥の眼感覚】が目覚めるから。
それが日常の〈人の眼書き〉の未熟さを吹き飛ばしてくれるはず。
信じて行くしかない。
人間には、対象を観る視点として、僕は〈鳥の眼・人の眼・虫の眼〉があると思う。
不確かだけど、ジブリの,宮崎駿監督が何処かの本で、似たようなことを書いていた。
この本だったかな。
記憶違いだったら、ごめんなさい。そのエッセイ本を読んだのは、僕がアート・アニメーションを創っていたか、マンガ研究をしていた頃だったと思う。
まだ文芸創作を始める、さらに3.4年前のことだ。
読んだとき、ジブリ作品の、もしくはナウシカのマンガのシーンの書き方がよく理解できた気がした。
たぶん、この間、理解した、【三浦しをん式に人物群渦を主人公ごと、変化させて物語る】やり方を試みても、
その変容を読み手に同期させるプロセスを丁寧に描かないと、無駄になるだけだ、と思う。
必ず【同期変容の構造】を持たせて構成しないと、ダメな気がする。
しかも、その構造は、自分の身体感覚に植え付けておかないと、書けやしない。
あのオレンジ文庫短編アンソロジーの終わり3部作は、皆、主人公の変容が、人物+出来事との出会い・交流で、開始されている。
その意味では、【三浦しをん式の人物群渦の変化】の書き方に符合すると信じている。
日常の〈人の眼〉からの型は3作品とも、全然、違って見える。
けど、
〈鳥の眼〉からは同じ型、【同期変容の構造】を持っているように感じる。
問題は、この〈鳥の眼〉感覚が小説創作時は、すぐ消えちゃうこと。
詩を書いている時は、時々,〈ゾーン〉に入ると、降りてきている気がするんだけど。
半歩だけでも、前進している。
そう信じたいです。
頑張れ。

