悩みつつも、少しだけワクワクしながら改作。文學界新人賞へ向けて | 読書と、現代詩・小説創作、猫を愛する人たちへ送る。(32分の1の毎日の努力を綴る)

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文学創作と大学通信等を書いています。【やりたい夢(小説家)がある1/2→夢を叶える努力をする1/4→完成作を応募(挑戦)する1/8→落選する1/16→落選しても諦めず・また努力・挑戦する1/32】(=日々、この1/32の努力を綴るブログです。笑)

さて、取り組んでいる去年の文學界新人賞へ出した、150枚の落選作の件ですが、

今、35枚に到達しています。

 

新しい〈企み〉で再構成しつつ、適宜、新規に書き加えて、深掘りしています。

でも気を抜くと、やっぱり表層的なストーリーが少し違うだけの同工異曲に、つまり、繰り返し作品になりそうなんです。

だから、今、自分の立ち位置、思考パターンそのものを再構築する方法を同時に考えながら、実行しています。

 

違う言い方をしたら、きちんとした新しい〈企み〉をちゃんと読み手へ届ける作品にしないと、たぶん、また1次選考にすら通らないでしょう。

エンタメと違い、目立つ謎や派手な事件はないですが、ウラジミール・プロップ的な人物役割を果たす魅力的な脇役やサイドストーリーが必要なんじゃないか、と考えています。

その人物たちも〈企み〉に対して、ちゃんと貢献している必要がある。

 

プロ作品を見ると、たとえ純文学系でも、【ストーリーの展開呪縛】から離れて、段落や人物を抽象化して見ると、

上記になっていると感じました。

今回は、抽象化する際に、大江健三郎で学んだ社会性や時代性のレベルまで、ある意味、掘り下げながら、考えています。

 

とにかく、今回は大まかには、元のストーリーラインは変わらず、順番や人物は入れ替わるにしろ、できるだけ素材として「有効利用」するのが、

もう一つの試みであり、目的なので、その分、メタファー的な伏線やら、爆弾(?)やらを置いて、読み手へ楽しんでもらおうと努めています。

それはある意味、僕のふだん書く、象徴詩と全く同じ置き方で、現代詩的ですね。

ダブル・ミーニングになったりもします。

 

そうすると、少しだけ新奇感が出て、書いている自分もワクワクします。笑

 

この本は面白かった、ですね。

色々な傾向の作家の短編アンソロジーで。

 

絲山秋子やら、村田沙耶香やら、村上春樹やら、さまざまな作家の、さまざまな作品から影響を受けています。

でも、力量差から、当然そのままトレースできないので、結局は、僕のできる範囲のことしか真似れません。

同じ素材でも、全く違う料理になるように、どんな作品になるか、書き上げないとわからない。

この辺は、詩の書き始めと、書き終わりと同じか。

いや、詩の方がもっと出鱈目にラストは変わりますからね。

 

せっかく、今、書くので、去年にはなかった時事問題的なものも、どこかに刻印として入れようと思っています。

できれば、水曜日の9/3までに、半分の75枚ぐらいに到達したいです。

残り、40枚なので、そこそこ可能かな、と。