夜行バスで、先ほど東京に着きました。
(オジサンには、三列シートでも、固まってしまい、
エコノミークラス症候群になりそうで、辛いです。
立つと、足が痺れている)
すき家で、朝食(焼き鮭混ぜご飯)を食べました。
納豆の方がよかったかな。
「新しい詩の声」の受賞のある会場の今井館聖書講堂には14時に着けばいいので、
それまでに深大寺の実地調査→次に、東京に行ったら基本、訪れる「ちひろ美術館」→初めての「トキワ荘マンガミュージアム」、と行く予定です。
もう京王線の特急に乗りました。
8年ぶりの東京を半日ですが、満喫したいと思います。
来年度に、また今度は小説の授賞式で東京へ来れたらいいな、と願います。笑
受賞式後の懇親会も19時過ぎぐらいまでですが、出席して、夜の飛行機で神戸空港へすぐ帰ります。
東京での、特に深大寺周辺の報告は、また明日以降にここで書きたいと思います。
もちろん、授賞式の感想も。
ところで、また話題は、いつもの創作の話に戻ります。
かつ、同じ話題ばかりで申し訳ないですが、中村航さんの『これさえ知っておけば小説は簡単に書けます』を二度目の熟読を自宅で終えたところです。
とにかく、これで小説を(素晴らしい作品でなくても)書けなかったら、単なる怠慢サボりだと思うぐらい、素晴らしく懇切丁寧な創作方法を説いた本ですよ。
申し訳ないが、三島由紀夫だろうが、川端康成だろうが、谷崎潤一郎だろうが、文豪と呼ばれる人たちの書いた文章読本も、大昔、読みましたが、
あれで小説が買えるようになることは、500%ないだろう。
それぞれの文豪の、自分の理想論を説いたエッセイに過ぎないし、それぞれの作家の文章の凄さをひけらかしている自慢話なんだと思う。
その他、名著だなと思う現代の作家の書き方本も、2、3浮かぶけれど、この中村航さんの本に比べると、
それらはある程度まで書ける人のための本か、もしくは書けない人にマニュアル本を売りつける被害者ビジネスに類するものになっていると思うぐらいだ。
実はちょうど、書きた本の近刊を2冊購入して、まだ全然読んでいない。笑
中村航さんの、本からの名言を引用。
「小説とは読んだ人の頭の中に巻き起こる何かのこと」
これはまさに、僕が最近掴んだ、ゲシュタルト感覚に通じると思う。
また、自分は「小説を書く人生を選んだことで、色々なことを深く知り、より深く理解できた」という趣旨のことを中村さんは書かれておられます。
僕も同感です。
小説を書かない人生を、今更、僕も選べません。
詩もそうなんですが、詩はもう身体の一部なんです。
小説はまだ一部になっていません。