凄かった。栃木学習センタースクーリング「近代日本の小説を読む」 | 読書と、現代詩・小説創作、物語と猫を愛する人たちへ送る部屋

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小説や詩の創作、猫また大学通信を書いています。Twitterは、atlan(筆名:竹之内稔)@atlan83837218 放送大学在学中。「第8回新しい詩の声」優秀賞を受賞。
 京都芸術大学の通信洋画&文芸コース卒業/慶應義塾大学通信卒業/東洋大通信卒業/放送大大学院の修士全科生修了。

凄まじい。


そう、形容したくなるほど、刺激的で面白い知見のスクーリングだ。

今回の、鈴木啓子・宇都宮大学教授の「近代日本の小説を読む」講義は、ほんと素晴らしい。


ストーリー展開では見えない、設定コード読みは、

文字通り、僕が,最近気づいたゲシュタルト情報と、すごくリンクさせやすくて、

嘘だろうと思うぐらいピッタリだった。


研究の方式が、作家論から作品論、作品論からテクスト論に変わったのは、

僕も長年、研究の側から見てたから知ってたけど、

それらのいいとこ取りが、今なんだ、には少し驚かされた。


たぶん、先生は、そんなつまりは一切ないんだろうけど、

創作者の立場に凄く当てはまる視点だったんだけど。


それと、今、宇都宮駅そばの、いかにも場末感の漂うビジネスホテルに宿泊中です。

学習センターのある宇都宮大学からは、遠いので、ひたすら歩き回ってます。

でも、ふかふかのベッドは、よく眠れる。

当たり前だけど、寝台特急サンライズののびのびシートは、雑魚寝できるけど、床がほんと硬いから、深くは寝れなかったです。

何度も何度も起きますから。


今回、スクーリングで宇都宮へ来るのは、

寝台特急サンライズが深夜0時11分に三ノ宮駅発なこともあって、

いろいろとすごく大変でした。

関西人には、栃木って、東京のすぐ上なイメージですが、全然そうじゃない。

安く上げようと在来線で東京から行くから、ほんと遠くて、大変。

また、学習センターのある宇都宮大学が駅から遠いから、歩いたりで、また大変。


宇都宮市や栃木県って、東京のすぐ上にあるじゃん、

って素朴な印象とは、大違いでした。

ほんと神戸から行くのが大変、大変でした。涙


大変ばっかりでしたが、この講義なら来た甲斐がありましたから、

もし来年もあるなら、

それでも、「ぜひ行きたい」「なお行くぞ」と決意させてくれる、鈴木啓子先生の神レベル講義です。


ぜひ受講を、お勧めします。

もし来年、同じじゃなくて、継続内容なら、僕は行きます。


何よりも、僕が理解さえすれば、

まだまだ創作に転用できる、新しい知見が存在する、そういうことは多いんだな、とつくづく思えましたから。


その意味では、僕にはまだまだ、伸び代はあるな。


たぶん、「書け書け主義」の根底には、才能主義がある。

つまり、ひたすらその分野の中の知見で、磨きさえすれば、書きさえすれば、

天分が自然と開花する、という信仰がその根底にある気がする、


それって、信仰であって、ただ待つだけなら奇跡はなかなか起きないですよ、

と僕は強く主張したいな。


だって、同じ情報源での勝負になるでしょう。


そんな人は、謙虚に他者(非その分野な人、研究者も然り)から学び、教えてもらう凄まじさ、

その怖いほどの素晴らしさを知らない。

気づくことの、ブレイクスルーの凄まじさを、一生,体験しないんだろうな、としみじみと思います。


二日目がんばります。