放送大学ネタが続きます。
今期、受講している「樋口一葉の世界(’23)」と、「世界文学への招待(’22)」の2科目とも、
昨日、WEB受験が終わりました。
どちらも、選択肢がどれが正解か、わかりにくく、難しかった。
なによりも、テキスト内容への共感度が違うので、「樋口一葉の世界(’23)」はまだやさしく感じて、たぶん合格間違いなしだけど、
「世界文学への招待(’22)」は微妙。
ギリギリ合格じゃないでしょうか。
「樋口一葉の世界(’23)」の島内裕子教授の文章は、無味乾燥な学者然とした文章じゃなく、とても味があるんですね。
ですから、まるで上質なエッセイを読んでいるかのように、内容が自然と流れ込んできます。
対して、「世界文学への招待(’22)」は、そもそも内容にあまり興味を抱けない作家が少なくて、頭に入って来ない。
記述内容にも、某国に関するものなど一部に、疑義があるものもあって、意欲が削がれます。
「世界文学への招待(’22)」も、僕が東京大学教授の阿部公彦さんの大ファンなので、阿部さんの文章が読みたくて、受講したんですが。
他の先生が「!?」でした。
正直、嘘書くなよ、とゲッソリ、ガッカリでした。
この科目は、以前、「世界文学への招待(’16)」をとってたんですが、全く別内容になっていますね。
テスト問題も、12問か13問だかあって、異例の多さでした。
つまり、1問、5分以上掛けれない短時間では何度テキストを読み直しても、真意がわからない難解さでしたね。
もし、これから受講される方がおられたら、テキストを何回も読みなおしておくことをお勧めします。
僕のような、ミーハー受験者にはハードルは高かったかな。
でも、クッツェー『恥辱』や、アンナ・ツィマ『シブヤで目覚めて」とか、自分から絶対、手に取って読まないだろう本を紹介してもらえたのは、万金に値しました。
特に『シブヤで目覚めて』はチェコの作家で、日本が舞台になる幻想的な凝った設定の小説のようで、なんとなく大きな影響を受けそうな、予感があります。
(早速、2冊とも図書館で借りてきました。笑)
そうしたシンクロニシティ的な出会いがあるのも、放送大学の学生で勉強する大きな理由なんですね。
たぶん、僕は、25年度に無事、卒業しても再び、全科生になって入学しそうな気がします。
今度は、全く卒業を目指さずに、編入じゃなく、1年次生からがいいかな。