さて、この間から取り組んでいる絵本の原作テキスト創作。
3月までなら、常勤の仕事があるから、限られた時間の中で、サッサと作品を仕上げたんでしょうが、
変に時間がある分、瞑想、いや、迷走中です。笑
でも、おかげで気づきました。
考えれば、考えるほど、絵本のテキストと、童話は別物だ、と。
そして、15年前の絵本を描いてみたし、絵本作家のみやざきひろかずさん(ワニくんシリーズで有名な)の創作教室にも学んでいた頃の感覚を、
徐々に思い出してきました。
東京の板橋区立美術館の絵本創作ワークショップで「今日は、絵のない絵本を書きましょう」の一言が、僕を決定的に文学へ導いたのでした。
あそこから、思いっきり童話創作、文章・文学へ舵を切って、今の僕が出来上がったんですね。
15年経って、恐ろしく進化はしたけれど、まだまだな自分がいますが、
それからもしばらく続けていた絵本学に関する研究。
久々に、始めてしまいました。
全く断ち切った訳ではなく、細々と研究書も絵本も買ってはいたんですが、
あくまでも、観ていたのは文章部分ばかりでした。
図書館に行って、絵本の描き方や構成についての本を改めて読み耽っています。
ちょうど、このブログでも4コマ・マンガ家のぱんだにあさんのマンガを解読したりしてましたが、
本格的に絵本の構成を深く深く考察しています。
もう、自分自身が絵本を、文章だけでなく、絵の方も描いてしまうのは、僕自身の中で決定しております。
それぐらい、心の中の絵本心が目覚めてしまいました。
(その開始がいつかは全く断言できませんが、ここ2年以内に)
多分、最初はボローニャ国際絵本原画展から始めるでしょうが。
この3冊がお勧めです。
どれも、もう絵本なんて関係ないやと思ってから以後に発売されたもので、
この中で、すでに買って持っていた本には、まだ未練があるのか、と呆れながら購入したことを、ついこの間のように思い出せます。
あの苦い挫折感が、不思議に変化しています。
まさに、一寸先は闇でした。
いい意味で。