結局、昨日は通常の就寝時間の22時をすぎて、
23時半ぐらいまで、
4枚小説の4作目を完成させるのに夢中になってしまいました。
今までの落選作や途中作の、改稿、改作なので、
作業的な工程だったので、
大してクリエイティブなものではなかったのですが、
とても勉強になりました。
各意味(内容)段落ごとに、ギリギリまで台詞と地の文も絞る。
字数が限られてから、心情表現も最低限にならざるを得ないし、
でも、逆にそれだけだとあらすじみたいになるから、どこか深めるシーンが1箇所は欲しくなる。
ああ、愉しい。
心から、そう思いました。
小説を書く醍醐味がダイレクトに味わえます。
いつもは、その前々段階の構想パートで、ひたすら脂汗を流しながら、
煩悶苦闘しているだけですから、
全然違います。
何よりも、今までの、いろいろな教室で、プロ作家の方に言われた忠告が、
ときどき、ふっと蘇ってきて、
ああ、こうだったよね、こうしろと言われたよね、と添削できていきます。
「おおっ、これって、北斗神拳の究極奥義、無想転生みたいだ。先生方が乗り移ってくるぞ」
そんな嘯きを漏らしたくなりました。
元が10枚、15枚なので、切り捨てたシーンや枚数が、
どこかの一文、一行に、台詞の一語にバックストーリーのように、憑依させたくなります。
いや、なるように仕向けます。
ああ、これが書いてないことを書くことだよな、としみじみと実感。
この感覚を、素で描けるようになりたいな、とまた願ってしまいます。
骨子を、こうしてしっかりと目に見える文章として現世(?)へ実体化できれば、
あと迷わなくて済むよな、と思ったりしました。
いつも、構想倒れで、撃沈するので、
パイロットフィルムのように、こいつを試し書きしてみる。
それから、プロット立てをするという工程を経ることを、自分に課してみてもいいかも、とも思いました。
追記)
4枚小説って、ジャンルや形式的にはショートショートに分類されると思います。
でも、ショートショート作家の中には、ほんとにオチだけ、アイデアだけで深く人間を描かない(描けない)作家を知っています。
そのショートショートとは、根本的に違う気がします。
方向性がなんとなくあって書き継いでいることと、章(段落)ごとの柱をしっかりする意識があるから、楽なのかな。
このことは、また明日以降、書きたいです。