うんうん唸りながら、小説創作に取り組んでいます。
果たして、形になるのか……。
今日は、午後、児童文学講座の教室へ行かなければなりません。
自分が書きたいものは、【異化】の含まれた発見のある物語です。
実際、詩では、入賞・入選した多くの作品は、【異化】的な言説を体現できた成功作だと思っております。
その意味では、僕の文学の本質は【異化】なんですね。
だから、ファンタジー系の物語を描きたがるのかもしれません。
(【異化】とは、ロシア語でостранение(オストラネーニエ ostranenie)の定訳です。概説をまとめると、以下のようになります。)
・異化とは、簡単に言えば、私たちが見慣れている常識的な日常を、見たこともない異様なものに変えてしまう魔法のような作用、という意味である。芸術の目的や手法、作品の批評のときに使われる。シクロフスキーは、1917年に発表した論文「手法としての芸術」の中で、芸術の目的は人間に生の感触を取り戻させることであり、芸術は事物を知識としてではなく感触として伝えるものだと主張し、「異化」という概念を提唱した。
・ロシアの文学研究者や言語研究者が推進した文学・芸術運動「ロシア・フォルマリズム」Russkiy formalizmの中で、ヴィクトル・シクロフスキー(Viktor Borisovich Shklovskiy 1893-1984)が提唱した理論。のちの構造主義や記号論にも多大な影響を与えた。
いつも、自分は現実世界をこの【異化】して捉えられるようになってるから、詩が書けるんですね。
でも、物語は、【異化】を読み手に、論理的に納得してもらわなければならない。
詩の場合は、感覚的な理解で誤魔化せるんですね。
だから、いつも物語の創造には苦しみ続けています。
で、この【異化】をネット検索していたら、素敵なwebサイトを見つけました。
「イルカとウマの文学村」です。
特に、そこでのイルカさんによる、「物語の公式を学ぶことについて(文学#69)」の記事に感動しました。
自分が思ってることを代弁してもらったようなものです。
思わず、以下のコメントを書いてしまいました。
「初めまして、atlanと申します。物語に取り憑かれて、細々と詩や小説を書いている者です。
ここで、イルカさんがここで、おっしゃっておられることは至極、尤もで、共感します。
素晴らしい記事で、卓見・至言だと思います。
多くのプロ作家(中には芥川賞作家も)の講義や講座を受けましたが、基本、「書け! 書け!」としか言わないの で、才能のない自分に絶望しかけたこと何年もなりました。少数の物語学的アプローチから自分なりに体得して来たもので、活動しております。
私こそ、理論と実践がまだまだ噛み合わない「飲み込みのよくない子」そのものです。笑
自分のWEBブログでも、このサイトを紹介させてくださいね。
これからも素晴らしい記事、楽しみにしています。
頑張ってください。」
このサイト、物語や文学を志す人は見ないと損だと思います。
あと、物語学(ナラトロジー)で言えば、プロップの一連の本を忘れてはなりませんね。