詩の投稿仲間である蘇武さんからの連絡で、詩の雑誌『ココア共和国 6月号』(5/27発売予定)の電子書籍版にのみ掲載される佳作集の編集後記予告に、
自分の名前があることに気づきました。
〈竹之内 稔「当たり前のこと」〉です。
(※注意:紙の雑誌版には入選以上しか掲載してなくで、佳作の掲載はありません)
もしよろしければ、ご覧おき下さいませ。
蘇武さん、連絡、ありがとうございます。
さて、佳作になっただけ、もちろん嬉しいんです。
商業誌に初掲載ですから。
が、かなり後ろの方なので、この順番は編集部のランクなのでしょうかね。
それが少し気になりました。笑
〆切間際の4/23,24あたりに出したので、順番かとも思えなくもないです。
まあ、佳作と言っても109人もいますから、そんなに凄いことではありません。
応募総数は分かりませんが、普通の詩のコンクールで、
例えば、詩におけるマイナーな地方文学賞である永瀬清子現代詩賞は例年400-460あたり。
なので、紙応募の郵送であるそれよりは、WEB投稿で、かつ、まだまだ知名度は低いとはいえ一応全国で売る雑誌ですから、
今回は500-700かな、と勝手におもっています。
ちなみに、古くからある、暗号詩的な超カルト、けど、詩界では最も権威のある詩の専門出版社の思潮社主宰の『現代詩手帖』の新人投稿コーナーで、投稿数1,000篇(重複投稿OK)ぐらいです。
「ココア共和国」へ送った作品は、また、ご覧いただければ、わかると思いますが、
僕としては「現代詩手帖」風の暗号詩じゃなくて、かなり「普通」に書きました。
まあ、題名も「当たり前のこと」ですので。
ただ。表記の仕方は「普通」にならないように、少しだけ捻りました。
内容は、純粋に、今の新型コロナのことを書きました。
この異常なディストピアな状況に、表現者の端くれとしては、どうしても、触れずにはいられないことを書きたかったのです。
自分としても、自分の表現世界よりも、現在のこの状況を詩にしたいと思って、極力それにふさわしい書き方をしたつもりです。
あと、この「ココア共和国」が面白いと思うのは、年間の優秀賞たる「いがらしみきお賞」と「秋吉久美子賞」は、
必ずしも編集部が選んで、本編の方へ載ったものとは限らない、と明言していること。
実際、5月号では、その電子書籍版のもの、追加オマケ佳作集のページの方へ「いがらしみきお」さんの絶賛マークがばんばんとついていたりするんです。
所詮、詩は最後は選者次第。
普通の文学賞コンクールでも、それぞれ、「選者の独断で選びますよ」と、その世界観・文学観で選ばれるものなんですがね。
(2回以上の投稿で、応募資格ですから、皆さんもぜひ応募しましょう! もし受賞の暁には、それをお教えくださいね。)
そもそも、この雑誌には、一体、どんな作風のものが評価してもらえるのか、探り探り、作風を変えて、送ることにしています。
それは投稿というよりも、普段、某新聞の文芸欄に送っている講評を楽しみにした行為、〈添削〉に近いです。
ですので、5月分もすでに送付済みで、そ子では作風を今度は自分の特質・作品世界観を思いっ切り遠慮なく表現した作品にしました。
さらに、やや現代詩ティストを増やした6月分の作品ももう書きあげて準備しております。
こうした投稿行為が、結果的に、自分のアピール・ポイント、個性を見つけることになるかな、と思っております。
去年、1年、某新聞の文芸欄へ同様に様々な傾向の作品(と言っても、「現代詩手帖」ティストをマックスにした暗号詩は送りません、読み手が一般の新聞読者ですので)を送って、
すごく勉強させてもらいました。
その経験が頭にあります。
人は人から評価されることで、成長できますからね。
詩や童話などを書くのは、孤独な行為ですが、他人に読んでもらうことで、やっと作品が完成する。
人は、孤独でなければ、作品は完成しないけど、その逆に一人では成長できない。
それがどうやら、信念に近くなりつつあります。