「ココア共和国」6月号に佳作でした。108人の1人ですが | 読書と、現代詩・小説創作、物語と猫を愛する人たちへ送る部屋

読書と、現代詩・小説創作、物語と猫を愛する人たちへ送る部屋

小説や詩の創作、猫また大学通信を書いています。Twitterは、atlan(筆名:竹之内稔)@atlan83837218 放送大学在学中。「第8回新しい詩の声」優秀賞を受賞。
 京都芸術大学の通信洋画&文芸コース卒業/慶應義塾大学通信卒業/東洋大通信卒業/放送大大学院の修士全科生修了。

 

 

詩の投稿仲間である蘇武さんからの連絡で、詩の雑誌『ココア共和国 6月号』(5/27発売予定)の電子書籍版にのみ掲載される佳作集の編集後記予告に、

自分の名前があることに気づきました。

〈竹之内 稔「当たり前のこと」〉です。

※注意:紙の雑誌版には入選以上しか掲載してなくで、佳作の掲載はありません

もしよろしければ、ご覧おき下さいませ。

蘇武さん、連絡、ありがとうございます。

さて、佳作になっただけ、もちろん嬉しいんです。

商業誌に初掲載ですから。
が、かなり後ろの方なので、この順番は編集部のランクなのでしょうかね。
それが少し気になりました。笑
〆切間際の4/23,24あたりに出したので、順番かとも思えなくもないです。

 

まあ、佳作と言っても109人もいますから、そんなに凄いことではありません。

応募総数は分かりませんが、普通の詩のコンクールで、

例えば、詩におけるマイナーな地方文学賞である永瀬清子現代詩賞は例年400-460あたり。

なので、紙応募の郵送であるそれよりは、WEB投稿で、かつ、まだまだ知名度は低いとはいえ一応全国で売る雑誌ですから、

今回は500-700かな、と勝手におもっています。

ちなみに、古くからある、暗号詩的な超カルト、けど、詩界では最も権威のある詩の専門出版社の思潮社主宰の『現代詩手帖』の新人投稿コーナーで、投稿数1,000篇(重複投稿OK)ぐらいです。

「ココア共和国」へ送った作品は、また、ご覧いただければ、わかると思いますが、
僕としては「現代詩手帖」風の暗号詩じゃなくて、かなり「普通」に書きました。
まあ、題名も「当たり前のこと」ですので。
ただ。表記の仕方は「普通」にならないように、少しだけ捻りました。

 

内容は、純粋に、今の新型コロナのことを書きました。

この異常なディストピアな状況に、表現者の端くれとしては、どうしても、触れずにはいられないことを書きたかったのです。

自分としても、自分の表現世界よりも、現在のこの状況を詩にしたいと思って、極力それにふさわしい書き方をしたつもりです。

 

あと、この「ココア共和国」が面白いと思うのは、年間の優秀賞たる「いがらしみきお賞」と「秋吉久美子賞」は、

必ずしも編集部が選んで、本編の方へ載ったものとは限らない、と明言していること。

実際、5月号では、その電子書籍版のもの、追加オマケ佳作集のページの方へ「いがらしみきお」さんの絶賛マークがばんばんとついていたりするんです。

所詮、詩は最後は選者次第。

普通の文学賞コンクールでも、それぞれ、「選者の独断で選びますよ」と、その世界観・文学観で選ばれるものなんですがね。

(2回以上の投稿で、応募資格ですから、皆さんもぜひ応募しましょう! もし受賞の暁には、それをお教えくださいね。)


そもそも、この雑誌には、一体、どんな作風のものが評価してもらえるのか、探り探り、作風を変えて、送ることにしています。

それは投稿というよりも、普段、某新聞の文芸欄に送っている講評を楽しみにした行為、〈添削〉に近いです。
ですので、5月分もすでに送付済みで、そ子では作風を今度は自分の特質・作品世界観を思いっ切り遠慮なく表現した作品にしました。

さらに、やや現代詩ティストを増やした6月分の作品ももう書きあげて準備しております。

 

こうした投稿行為が、結果的に、自分のアピール・ポイント、個性を見つけることになるかな、と思っております。

去年、1年、某新聞の文芸欄へ同様に様々な傾向の作品(と言っても、「現代詩手帖」ティストをマックスにした暗号詩は送りません、読み手が一般の新聞読者ですので)を送って、

すごく勉強させてもらいました。

その経験が頭にあります。

 

人は人から評価されることで、成長できますからね。

詩や童話などを書くのは、孤独な行為ですが、他人に読んでもらうことで、やっと作品が完成する。

人は、孤独でなければ、作品は完成しないけど、その逆に一人では成長できない。

それがどうやら、信念に近くなりつつあります。