先生はSF・ホラー小説関係の方ですのに、
申し訳ないと思いつつ、
純文学系の公募賞に応募して落選した作品を提出・講評していただきました。
また、他の受講生からも合評をいただきました。
皆さん、純文学と聞いて、躊躇・毛嫌いする反応ばかりなのが、
失礼ながら、面白いと思いました。
皆んな、渋々と感じで読んだと仰せで、同じく申し訳ないことです。
きっと、純文学系小説は、現代詩をやる方に親和性があるのでしょうね。
この拒否反応は、
近代詩的な詩を書かれる方が、
メタファー(暗喩)の多い現代詩的な詩を読むときの、
反応とよく似ています。
同じアナロジー(類比)的だな、と感じました。
ただ、それなりに引き込まれた、という反応があったことや、人物の書き分けを評価されたのは良かったです。
先生からは、ホラー小説家的な立場からは、恐怖もうまく書けてるが、
最初の感覚がなくなる設定が途中で、痛覚ご出たりする非整合性を指摘いただいて、
なるほどそうか、と納得しました。
最初に大きく謎をガッンとぶつけておいて、
それをミステリー的に解き明かすことで成立している小説ですね、と、
こちらの意図・構成をきちんと理解していただいておりました。
ただ、何も解き明かされないで、終わることが果たして本当にいいのか、
もう少し解き明かすべきで、結局はストーリーが進展しないままなのが、見方を変えれば欠点だ、とも指摘していただき、
とても参考になりました。
書き直すヒントをいっぱいいただいた気がしています。
現状では、どこをどう直していきのか五里霧中でしたから。
この教室は、来月、あと一回で終了です。