そこ1年間、受講していた京都の創作教室の先生に決定稿を読んでいただきました。
直截的なコメントは選考委員でもないので、遠慮しますとのことで、
以下のようなポイントを今一度、チェックしてください、とメールを、頂きました。
比喩を意味なく多用してしていないか。
疑問符や手垢のついた表現を多用していないか。
逆に気取りすぎた表現になっていないか。
形容詞・副詞を多用して曖昧になっていないか。
( =動詞、名詞の存在感はあるか。)
人物をあまりにプラン通りに動かそうとしていないか。
予定で縛っていないか。
会話が、説明に終始して、ちゃんとイレギュラーになっているか。
視点人物が多すぎるようだが、
読者に混乱させてないか。
知らないはずのことまで、語らせていないか。
うーん、どれも至極もっともな点で、それについては、総点検を開始していますが、
僕は先生個人の忌憚ない意見を聞きたかったのですが。
結局、個別の意見が選考委員と全く違うのは自明のことで、
長所は短所の裏返しなのも、絵画制作の際に画家の先生方にさんざん方向違いな意見を助言された経験から、
よくわかっております。
プロ作家のコメントで、ダメな点があれば指摘して欲しかったのです。
先生の誠実な姿勢は理解でき、ありがたいのですが、
とても残念に思いました。
ここがカルチャーセンターの限界になるのでしょうかね。
こちらは真剣勝負として、どこか弱点なのかを知りたくて「試合」.を申し込んでいるわけで、
いや、練習だから、得点をつけない、審判なしでやりましょう、と言われたようなものです。
うーむ、でした。
これでは半年後、復帰しにくくなります。
あと、この講談社児童文学新人賞は、当然児童文学ジャンルなので、
純文学系のあまりに凝った表現は多用できません。
やったとしても、数カ所でしょうか。
かといって、平凡な表現ばかりでも評価されるとは思えない。
結局は一長一短。
自己責任ですね。
主人公に魅力と言われても、たぶん成長シーンをしっかりと描くと魅力が出ると思うのですが、
今回はもう間に合わないのと、枚数の壁があるので苦しい。
あと、二、三日ジタバタして、提出します。