クルマへの「飛び石」、どこから飛んでくるのか【誤解多過ぎ】 | 欧米気分を味わう方法 Ver.アメブロ

欧米気分を味わう方法 Ver.アメブロ

自動車や自転車や色んな事について思ったままに書いている
ブロガー&フリーモータージャーナリスト&考察屋のブログです。

さてさて3月も終わりですよ。

4月は新たなシーズンの始まりですねぇ

進学やら就職やら上京やら・・色々あるんだと思います。

個人的には4月ということは5月、
各種税金の季節  orz  と思う訳で。

あと、スキー場、明日でクローズおおすぎぃ! みたいな。


そんな感じですが、今日はチャリをメンテする予定です。


で、タイトルの件ですが、そういうネタがあったんですね



このネタでいつも思うのは、かなりの人が間違えた認識を持ってるんですよね。


イメージ 1


多くの人は飛石は前のクルマが跳ね飛ばしてきたもの・・という風に思ってるように思います。

こんな絵のように。

まるで狙ったかのようにピッチングマシーンばりにバチーンと(笑


なわけないですわな。



飛石ってのは結果論な言い方でそれらは石とかネジとか色々あるんです。

それらの個体が上からサッとなでられたとしてそれらが飛びますか?

ほとんどは横にスライドする程度ですよね?



じゃあ何故浮いてるのか?

それの秘密はタイヤです。

タイヤの溝にハマって遠心力がかかった時にリリースされるんですよ。

そのリリースされた時の位置によっては跳ね上がったりバウンドしたりするんです。


結果、ガラスの高さまで「浮く」わけです。

イメージ 2


で、浮いてるだけなら当然あたりませんわな。

車は走ってるわけです。
後続車も。


つまり・・

イメージ 3

浮いた個体に後続車が突っ込んで行ってるんですよ。


浮いた個体に後続車が60km/h以上で突っ込む・・という感じです。




飛石ってのはそのタイミングで結果がかわります。

なのでバンパーやボンネットのはたまたまその高さ・・ということですね。
意図的にガラスを狙う事なんてできませんし。



こんな感じなので基本的に前に車が居ない場合、落石でも無い限りは飛石はありません。



で、飛石の傾向ですが、
前車との距離が無いこのような場合は・・

イメージ 4

ボンネット以下での飛石になることが多いかと。


で、その逆の・・

イメージ 5

距離が広くあいてるなら跳ね上がった石は落下しますので被害に合う事が少なくなります。


つまり、窓にくらうのは「丁度いい車間」な時が多い訳ですね。



で、スタッドレスシーズンは飛石が多いです。
何故か?

タイヤの溝が多く柔らかく咬み込みやすいから。

ただ細かい石が多いですよね。



そんな感じですが理屈はそんな感じです。




だってね、走ってる車のタイヤと路面を瞬間的にみたらほぼ静止状態ですよ。

わずかにタイヤのほうが回転差があるくらいですかね?


ローラー二個で挟んで飛ばすピッチングマシーン見たらわかりますが、
あれはボールとその速度差があるから跳ね飛ばすわけで。


60km/hで回るタイヤに接する道も60km/hで流れてるので、
そういう理屈にはなりませんわな


摩擦の差が生じたら多少は飛びますけどね。
でもそれは真後ろ方向には起きないはずです。
※細かくなるので割愛



そんな感じですけど、飛石は結局「運」ですね(笑

でわ