全身麻酔のしくみ | 未来スターを日々診療

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(たにかわスポーツ疾患研究室)

ここでは一般的なプロポフォール麻酔につてお話します。

 

全身麻酔のメカニズムについては現代医学では実はまだ解明されていません、しかし今回発表された 『eLife』に掲載された論文によると以下が有力視さてれ来ました。 

 

 

【↑参考文献 eLifeより】


2021年の論文からこの全身麻酔が脳のリズムを乱し意識の形成を妨げる作用があると言われております。

 

人間は生活しているだけでも脳から1秒間に7回電気信号(スパイク)が流れています。

 

それらが全身に流れて身体の機能を保っております。

 

この人間の意識を保っている電気信号に麻酔(プロポフォール)が作用すると意識が低下します。
 

これが全身麻酔の作用と考えてられてます。

マサチューセッツ工科大学のサルの実験で脳の視床下部に電極を埋めて実験した結果、意識がある時に1秒間に7回電気信号が流れていたのに対して麻酔が効き始めると30分後には1秒間に0.2~0.5回へ低下しました。

 

麻酔を中断するとスパイク(電気信号)は徐々に1秒間に3~5回に回復した。

 

2015年の研究では脳の皮質と視床下部の間に電気信号があることがわかり
脳内のコミュニケーションの様な高度な処理として必要とわかりました。

 

私たちの現場でも様々な病院で高度な検査をしても尚、痛みの原因がはっきりせず病院難民と言われご来院される方々がおらます。

 

例えば、腰が痛い患者さんを100人集めてMRIなど現代の医学で出来る最高の検査をすべてやったとしても真の痛みの原因を指摘できる人は20人しかいないとされています。*残りの20人は原因不明。


つまり大事なのは患者さんの話を良く聞いて画像検査をするまえにこれまでのトラウマ(経過)をあくまでも臨床の症状を最優先にひも解いてしつこい位細かな触診を行った上で、ここから要約画像検査を行い、最良の治療を施すことがその方の痛みと原因を取り再び動くようになると考えます。

 

また当研究室でもこれまで脳内の電気信号について長きに渡り研究して来ましたが改めて脳の可能性が根治に至る近未来の再生医療と確信に浸っております。