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SSACで米スポーツ産業界最新情報の洪水を浴びてきました! その2

SSACで米スポーツ産業界最新情報の洪水を浴びてきました!

の第二弾です。

 

前回の記事でもお伝えしてますが、

スポーツにおけるアナリティックス=分析、そこから派生して、テクノロジーの話、いわばスポーツx ITの話が中心となっているカンファレンスですが、それ以外の従来からのスポーツのアナログ的なこともカバーされています。

テクノロジー的なまとめは他の方に譲った、ニッチな独断と偏見によるまとめになっておりますので、ご容赦ください。

 

 

■Startup Competition & Tradeshow

常時ブース展示しているtradeshowの部屋と各企業がべンチャーキャピタリストにセールスピッチをするStartup Competitionがあり、セールスピッチの時間はTrack1,2,3 と3部に分かれていて、そのうちのtrack3の一部分を覗いてきました。

 

Tacking Football www.tackingfootball.com  タックルを分析するサービスをTacklyticsと名づけ、よりよいタックルを伝授(コーチング)していくようなサービスの会社。特にAIを使ったりというようなことはないようでした。

 

Fanwide   www.fanwide.com (現在サイトが繋がらないようなのでツイッターアカウント→ https://twitter.com/fanchise )

 

ホームタウン圏外に散らばるファンたちがその地域でのファンクラブや集いの場を作るのを助けたり、(たとえば、ボストンエリアでのドジャースのファンの集まり)球団、スポンサーとしてそのようなクラブや集まりを探したり、アプローチできるようなサービスの会社、手軽にスマホで観客のファンに抽選会を行えるアプリの会社

 

個人的に面白かったのが、FANchise  www.fanchi.se というIndoor Football League, SaltLake Screaming Eagles の球団のオーナーのプレゼン。

この球団は、Fun-run Professional team=ファンが運営するプロ球団というコンセプトの下、球団買収直後から、ロゴから、ニックネームから、チームカラーから、ファン投票で決め、ファンが決めて球団を作りあげていき、しまいに、次のプレイはパスかランかと、ファンがスマホで試合を見ながらリアルタイムで試合中の全プレイコールを投票で決める。リアルの選手たちがそのプレイコールに従ってプレイをしていくという、非常にユニークなコンセプトと仕組みですでに実際に運営されているそうです。

オーナーはまもなく2球団目を購入し、同じ仕組みを導入予定。するとプレイコールをファンが決めるチーム同士が対戦が実現します。

将来的には、リーグ全球団を買収し、すべてのコール、選手起用、ロゴやデザイン、球団名が、ファンが決めていく仕組みのファンタジーゲームと、コンピュータゲームとリアルの試合の組み合わさった ファンの運営するインタラクティブなリーグ、Fun-run Interactive Leagueを目指しているそうです。

 

プレゼンは見れませんでしたが、スタートアップのコンペティションで賞を取った一つが、自分のチームの動画を簡単に編集しフェイスブックなどにアップできるSocialie という会社のサービスでした。http://socialie.com

また、チーム動画のハイライトを作れるような同じようなサービスもありました。

Reely  http://www.reelyapp.com

アメリカの高校・大学では、リーグとかでなく自分たちでホームゲームを製作し、配信しているところがいくつもあります。こんな風に簡単にSNSでアップ、シェアされるのであれば、ますます、このあたり広がっていくことでしょう。

 

全体的な話に戻り、このスタートアップコンペティションは、プレゼンが終わるとその都度、最前列で審査員を務める現役のベンチャーキャピタリストたちから、「どのようなビジネスモデルか」「どのようなテクノロジーがこのサービスの背景にあるか」「他の類似サービスとの違いは」等々、突っ込んだ質問がバンバン浴びせられます。

 

プレゼンそして質疑応答での話し方。アメリカ人は誰もみな自信満々のプレゼンをするのかと思いきや、アメリカ人でも人それぞれ。

とはいえ、アメリカ人は学生時代から、プレゼンの経験を重ねてきたので、みな慣れている。いろいろな会社のプレゼンを見て、その内容はもちろん、興味深いものばかりでしたが、プレゼンテイターの話し方、プレゼンの仕方、PPTの見せ方、なども大いに参考になりました。

ただでさえ言葉の壁がある日本人、スポーツに限らず、どのビジネスも日本人はもっともっとこのプレゼン力(もちろん、英語)を磨いていかないといけない、場数を踏む経験をしていかないと。と感じました。

 

 

 

■The Business of College Sports

パネラー

Val Ackerman   Commissioner, BIG EAST Conference

Dan Gavitt    SVP of Basketball, NCAA

Marc Jenkins   COO, Learfield Sports 大学に特化したスポーツマーケティング会社

Jack Swarbrick  Athletic Director  University of Notre Dome

 

基本的にこれまで言われていることが中心にディスカッションが始まりました。

・カレッジスポーツは2大スポーツ(アメリカンフットボールとバスケットボール)が他の22のスポーツを支えている。したがって、大学側やNCAA、カンファレンスはどうしてもその収益を生み出している二つに力がそそがれることになる。当たり前だが、やっている生徒自身はどの競技だろうが変わらない。(一生懸命さなどの点で)。一方、スポーツでないアカデミックプログラムの収益という点では、一部の学校のMBAプログラムや医学のプログラムは他の学部より大きく収入を挙げている。だからといって他の学部の生徒をないがしろにするわけではない。その辺りはスポーツも一緒だ。

・大学スポーツとプロの差は教育があること。一握りの選手しかプロスポーツ選手になれない。スポーツ以外で働くための教育の場が大学にある。またファンにとって大学スポーツは

宗教みたいなものだ。ファンはどの選手がいるかは関係なく、そのチームに対して宗教的なロイヤルティをもつ。

・ドル箱のNCAAバスケットボールトーナメントの出場校枠拡大については現在は考えてないと。

・BIGイーストカンファレンスの収益源はほぼバスケットボール。フットボールではない

・新しい試みとしてはBIG EASTが女子ラクロスの試合でFOX SPORTS2で共同で、コマーシャルが全くないもので、さらに、ALL ACCESSとしてロッカールームから、ライムアウトから、すべてにマイクとカメラが入り、流す実験的な放送を行った。

 

これまでTVでの放送のみだったのが、スマホやネットでのオンデマンド視聴など、スポーツ中継を見る手段が多様化してきています。ラクロスの試合で行われたノーコマーシャルのような番組はそうした多様化への対応の一環と思われます。

議論では、そうした放送のディストリビューション(放送先=TV、ネットチャンネル等)が変わってきてる中、放映権利を持つメディア側はペイパービューなども考えている一方、NCAAとしては広く多くの人に見てもらいたく、この考え方の違いが今後どう影響を与えていくのか、今後の課題にもなりそうに感じました。

これはすなわち、NCAAのドル箱である、NCAAバスケットボールトーナメントの放送のあり方がどうなるのか、に直接関連していく話かと思いますが、現在NCAAと契約を結んでいるのが、TURNER、CBS。この契約は2030年迄とかなり長期契約です。2030年迄にTV以外のデバイスでスポーツを見る傾向は加速を上げてどんどん広がり、どんどん変わっていくと予想されます。2030年以降の契約がマルチメディア(TV以外の複数のメディア)を含まれるのか、どういうものになるのか、いまからはわからないとこぼしてましたが、それが本音だろうと思われます。

 

また、大学スポーツの商業主義、経済的な成功に対して、選手の金銭的な権利、という話がここでも出ました。とはいえ、選手に直接、給与みたいなものでお金として支払うのはよくない、Life of College Student athlete のセッションでバティエ氏が発言していたような学費のサポートがよいのでは、とコメント。

 

「経済的に成功していると言え、OBからの寄付はアスレティックデパートメント運営にとても需要である。」こんな話も出ましたが、これも米大学スポーツの大きな特徴であり、日本版NCAAの大きな課題かと思います。

 

スポーツアナリティクスカンファレンスということで、アナリストについても議論がありました。近年、大学スポーツにおいてもIT、データ分析が重要度を増してきている一方、専門のアナリストを雇っている大学は非常に少ないということでした。

そこでパネラーの一人が、STUDENT ANALYTICS CLUBという学生のクラブを作ってみては、と提案しました。

それを聞いて、私はすぐに大学のトレーナー組織を思い浮かべました。アメリカは、各部がトレーナーを雇うというより、(一部ではあるかもしれませんが)、基本はアスレティックトレーニングを勉強している学生を中心に作られたアスレティックトレーニング部隊が組織されており、その組織が各部へトレーナーを派遣している形をとっています。学生にとっても現場を知り、現場力をつける絶好の機会で、大学スポーツの盛んなアメリカの大学スポーツにはその機会があふれています。その点、アナリストクラブも似たような形態でできると容易に想像できました。今後はさらにスポーツアナリスト専攻なるものができ、各部でインターン実習するのが必修となる、そんな日が来てもおかしくない、時代になってきました。

 

■Mission Impossible: The Art of Negotiation 

パネラー

Sam Hinkie 元GM Philadelphia 76ers

Bob Myers  GM/President of Basketball Operations, Golden State Warriors

Warren LaGarie  President  WGL Management

このセッションではフィリーズの元GM、ウォリアーズの現GM、現役エージェントの3人がパネラーを務めるものでしたが、ふたを開けてみたら、球団GM 対 エージェントの 2対1のバトルが面白おかしく繰り広げられました。

エージェントが「僕の仕事はチームを強くし、君たち、GMの評価を上げる。君たちのためにやっているのだ。」

「長期的な関係を心掛けているので、目先の利益は追及しない」「信頼が一番だ。信頼を失うことはしない」

というと、GMチームは「よく言うよ」と言わんばかりに、驚き通り越して、呆れたような笑顔を何度も浮かべてました。あまりの美辞麗句の連発に、GM神がツッコむ。それをまた、滑らかにエージェントが返すみたいな、3人の漫才、はたまたバラエティトークショーのようでした。

その中でもエージェントがとても饒舌で、百戦錬磨のはずのGM二人が、あしらわれているようで完全にエージェントのペースでした。

本番の交渉では、もっとエンジンがかかってしまうだろうことが容易に想像でき、はたして日本のスポーツ業界にこうしたエージェント相手に日本のペースで互角にしかも英語でやりあえる人がどのくらいいるのか、と思うとちょっとぞっとしてしまいました。

 

<終>

 

 

 

 

 

SSACで米スポーツ産業界最新情報の洪水を浴びてきました! その1

SNSではアップしてますが、現在アメリカ出張中です。

今回の出張のメインは、3月3日、4日とボストンで行われた、MIT SLOAN SPORTS ANALYTICS CONFERENCE(以下SSAC) という会議への出席でした。

 

この会議はどんな会議か

 

SSACのホームページにあるMISSIONを引用すると、

http://www.sloansportsconference.com/about/

 

"The conference goal is to provide a forum for industry professionals (executives and leading researchers) and students to discuss the increasing role of analytics in the global sports industry. 

 

「このカンファレンスの目的は世界のスポーツ産業界において増加し続ける分析という役割についてスポーツ産業界のプロフェッショナルと学生が議論しあう場を提供する」

 

ざっと訳すとこんな感じでしょうか。

 

アメリカでは、マネーボールでデータ分析というものが注目を集め、以来、データで分析することの重要性がいろいろなスポーツに広がり、採用されるようになり、さらに、IT技術の発展に伴い、その分析方法もどんどんと進化を遂げています。

 

データ分析といっても、そこには、選手・トレーナーにとっては体調管理やケガの予防だったり、監督・コーチ・GMにとっては、加えて才能階下に関するデータであったり、相手チームとの戦いに関する戦略面でのデータであったり、そして球団のビジネスサイド関係者にとっては、ファンの囲い込みや、購買履歴などのデータであったりとさまざまあります。

 

したがって、このカンファレンスでは、データの話だからデータ分析家だけに関係がある、というのではなく、選手、球団関係者、メーカー、スポーツメディア、トレーニング関連企業、小売店、エージェント、IT企業、ベンチャー起業、ベンチャーキャピタリスト、学生などなどスポーツ産業に関わる、関わりたい全ての人々に関係するさまざまなテーマが扱われています。

 

前置きがとても長くなりましたが、今回、僕自身が参加して、書き留めてきたことをシェアしていきます。なお、データ分析に関することはより総括的なことは、ご一緒させてもらったユーフォリアの橋口さんが、昨年同様、記事を書かれるそうですので、掲載後はそちらをご覧いただいた方がよりわかるかと思います。

↓ 昨年の橋口さんの記事

http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/feature/15/110200006/041100026/

 

ということで、私からは、ニッチな企業による、ニッチな視点で、データ分析から少し外れた内容を紹介していきます!

 

■Titans of the Sports Industry

パネラ―

Michael Rubin Executive Chairman, Fanatics スポーツ用ネット小売

Michael Spillane President, Nike

Casey Wasserman CEO, Wasserman  マネジメント会社

Jared Smith President, Ticketmaster  

 

ニッチ路線より、いきなり中身は割愛しますが(笑)、

ディスカッションの最後の質疑応答で、参加している学生向けに「スポーツ業界に入るにはどうしたらいいか?何かアドバイスを」という質問に、Nike のMichael Spillane は

 

「何を頼まれても何でもやることだ」

 

「前職時代にサッカーを特によく知っているわけでもないのに突然、イギリスでサッカービジネスを立て直してくれとロンドンに出向を命じられ赴任。そしてそのあとは上海へも赴任を命じられた。私がそうだったようにそこで何をやるのかを聞かされる前にYESと答え、とにかく取り組む姿勢は大事」

 

と、自身の例を挙げてのアドバイスでした。

 

さらに、「最終的にはパッション=情熱が重要だと。You can’t fake passion =情熱はフェイクできない。」

情熱あるようにふるまってもすぐばれると。

 

全く同感でした。

 

また、Cassy Waasermanは

「とにかくセールスが重要だと。」

 

「これはスポーツ業界に限らないが、どこの業界でもセールススキルは必要になる。球団であればまずはチケットセールスの仕事から始める。」

 

これらアメリカ人だけでなく、日本人にとってもいいアドバイスといえるでしょう

 

 

■Life of the College Student-Athlete

パネラー

Shane Battier  元NBA選手 

Amy Hutchthausen NCAA D1 America East Conference コミッショナー

Marcus Lattimore  元NFL選手

Greg McGarity   University of Georgia, Athletic Director

 

デューク大出身、元NBA選手、シェーン・バティエ氏、サウスカロライナ大の元NFL選手、マーカス・ラティモア氏ともに勉強と部活の両立の大変さ、を口をそろえて言っていた。一方、タイムマネジメント、自分自身を律する大切さを理解すれば、両立は不可能なことではない。と。

 

またソーシャルメディアの時代の今、選手についての話題が昔以上にさらされ、それがプレッシャーにつながっているところもある

ラティモア氏は、ツイッターの扱いについて現役アスリートにアドバイス。

「THINK BEFORE YOU TWEET=ツイートをする前に考えろ。選手のツイートを見て、リクルーティングの評価をすることもあるだろう。選手たちのことを昔から知っているわけではない。ツイートの文章だけで、どんな選手か決めつけてしまうかもしれない。ツイートが君たちのレジメ=履歴書になる」

 

「大学時代にもっと、アスリート以外の人々とネットワークを広げておけばよかったと。教授陣、研究機関、OBなど素晴らしい人材がたくさんいる。今、一生懸命、ネットワーキングをやっているが、学生時代から知り合っていたら、もっといろいろなことで幅が広がっていたことだろう。」

 

これは日本の学生アスリート、学生以外でも若いプロアスリートにも同じことが言えるのではないでしょうか

 

ラティモア氏は「NCAA、大学のスポーツ関連での売り上げは選手に還元すべきと。」近年話題に上がるNCAAや大学とアスリートとの経済的な関係(経済的成功を収めているNCAA、大学スポーツだが、その主役である学生アスリートには学生ということで当然サラリーはなく、タダ働きされているのでは という議論が上がってきている)について言及。「名前こそついてないが、誰の背番号かわかってレプリカジャージを買っている。その選手に支払いがないのはおかしい」との興奮気味の発言。

 

それに対し、NCAA側ともいえる、ジョージア大のアスレティックディレクターは

 

「レプリカジャージの売上は額的にはかなり少ない。ただ検討すべき要素のある問題ではある一方、大学としては栄養、食事、ストレングス&コンディショニングや練習施設などの環境、ホテルなど遠征時のアメニティなど昔に比べずいぶんよりよい環境になっている。コーチのサラリーも高騰している」

と穏やかにかわしていました。

 

そこで、バティエ氏は、

「単にお金を渡すのではなく、Life-Changingな支援を」

 

と、院卒業までの学費のサポート、大学側が財政が厳しいのなら、NCAAのサポートや、現在いろいろとNCAAのルール規制のある大学OB会からの支援の緩和による財政支援での学費支援の提案をしていました。

 

 

<続く>

 

 

アメリカ野球留学生の就職祝い  [野球留学]

今日は、アメリカ大学野球留学を終え、某大手物流会社グローバル部門に就職。帰国後間もない今年から働き始めている新平君の就職祝い。どこから聞きつけたか、野球留学、学年としても同期で、社会人の先輩の涼君が合流しました。
 
話題は、野球、高校野球、そしてアメリカの野球、アメリカで通用する選手、ポジションなどの野球はもちろん、ビジネスやキャリア、小売業、飲食業などの話にも花が咲きました。
 
彼らには失礼かもしれませんが、彼らが高校生の時に一緒にアメリカに連れて行き、以来訪問時も基本野球の話ばかりだったのが、今や自分の意見をもって、しっかりビジネスの話をしているのを聞き、ほんと成長したな~と、しみじみ感じ、なんかうれしく思いました。
 
サポートしてきた生徒の成長ぶりを見るのは、この仕事冥利のひとつですね。
 
選手たちがアメリカのグランドでアメリカ人を押しのけ活躍したとき、そこに居合わせたその瞬間はほんと感動ものですが、
こういうじわっとした感動もいいものです。
 
ビジネスの世界でも頑張ってください!
刺激を受けるだけでなく僕も頑張ります!!
 
 
彼らもここら始まった
 

NCAA ディビジョン1 ノースカロライナ大に行ってきました。大学スポーツの現場体験にぜひ!

報告がだいぶ遅くなりましたが、昨年、アメリカ大学スポーツ現場プログラムの受入校、ノースカロライナ大学ウィルミントン校(NCAA ディビジョン1)を訪問してきました。

 

この地区は、暖流の流れる大西洋岸が、すぐ近く、温暖な地域。

 

訪問時はあいにくの天気でしたが、暖かかったです。

 

キャンパスは高低差もなくフラットで自然豊か、東南部地区の大学の雰囲気全開なクラッシックな校舎、たたずまいでした。

期末テスト直前で、図書館には多くの生徒が勉強してました。

キャンパスには、飲食するところが結構たくさんありました。

こちらはメインの食堂。かなりのチョイスのある中で食べ放題になってました。

これは食べ過ぎ危険!

こちらはキャンパス内にある学生寮です。このような寮群がいくつかあります。

中は共有スペース、勉強室、それに共有キッチンもあります

キッチンは部屋にもあります。(これは共有キッチン)

 

こちらはレックセンターと呼ばれる、ジム(体育館)。

とても充実してました。

そして、これは試合に使われるアリーナ。先ほどのレックセンターとは別のところです。

バスケのホームゲームの準備をしてました。

ディビジョン1の学校としては、規模は小さめですが、それでもセンターには日本にはない大きいスコアボードが設置されています。

アメリカのバスケのゲームではMUSTアイテムに近い位置づけですね。

ちなみに、マイケルジョーダンの出身大学は同じノースカロライナ大系列のチャペルヒル校ですが、出身高校はこのウィルミントン校のすぐ近くの高校だそうです。

つまりジョーダンの地元といえます。

 

こちらはトレーナールーム

運動部専用です。

こちらにもプールがありました。

ウォーターポロ=水球部も盛んなようです。

こちらがアリーナの外。

観戦のための入り口作りが当たりまえになってます。

そしてこちらが、野球場。

 

リーグを勝ち上がったチームが進む地方大会へここ5年で4回進んでいます。

UNCW出身のMLBドラフト指名選手のバナーが並びます。

このチームに、

アスリートブランドからの生徒がマネージャー枠でこの秋から参加します。

 

野球場見学の後、ソフトボール場も見学しました。

野球部のグランドも手入れがされ、良いグランドでしたが、

ここのソフトボール部のグランドはかなり良かったです。

 

 

 

ソフトボールの枠は空いてます。監督曰くできれば経験者の方が望ましいとのことです。

他の部も交渉次第で十分可能性あります。

アメリカの運動部は、マネージャーといえども簡単に入れてもらえません。

一方、NCAA ディビジョン1はプロ並みの運営が行われ、日本版NCAA、日本のスポーツ産業3倍増等の計画がされる中、NCAA ディビジョン1の現場での経験をするのにまたとない機会です。

マネジメントの側面だけでなく、コーチングの観点でも役に立つ現場プログラムです。

 

2017年度生若干名募集中!

米国大学スポーツ長期現場マネージャー・コーチング経験プログラ

 

 

2017年もよろしくお願いします!元日から出発!! [IMGアカデミー]

あけましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します!

 

仕事始めは

元日から早速成田空港へ。

 

IMGアカデミー短期留学に参加する選手たちのお見送りに行ってきました!

 

 

 

年末にTBSで放送された渡辺兼さんと錦織選手、ゴルフの松山選手との対談番組「元気力」 でもIMGアカデミーについて少し紹介されてました。そのIMGに飛び立っていきました。

いってらっしゃい!

 

↓ ↓

IMGアカデミー  

 

アメリカの大学で野球を続け英語力をつけ日本の大学に編入する [野球留学]

アメリカ大学で野球留学していたT君が、神奈川大学外国語学部英文学科の編入試験に合格し、来春から3年生として神奈川大学に入学することが決まった、と報告ありました!

 

編入試験は英語、小論文、面接で、英語は留学時代に培った英語力で手応えあったそうです。

 

面接ではアメリカで大学での野球留学のことをアピールし、野球留学の話は役立ったとのことです。

 

アメリカで2年間野球と勉強を頑張り、

日本の大学に編入するというパターン。

過去にもアメリカの大学→日本の大学 という例はありましたが、これからもっと増えていくかもしれません。

 

アメリカできっちりやっていれば、編入試験の英語科目は十分こなせることがT君のコメントからも伺えます。

 

 

就活にビジネスに英語がますます重要になっていく中で、

アメリカの大学で野球を続けながら、英語を身に着けていく野球留学生のその先の進路の例がまたひとつ増えました。

 

野球部に入ることで、通常語学学校生では得られない、ネイティブの中で英語実践環境が、すぐに得られます。

野球は英語習得に非常に効果的なツールとなり、野球をやってない人は当たり前ですが、野球部に入れず、そのような効果的なツ^るを持つことができないので野球をやってきた人ならではの武器となります。同じことはほかのスポーツでも言えます。

 

 

T君は、将来は専門商社に入って海外貿易の仕事をしたいと神奈川大卒業後のキャリアのイメージもしっかり持っていました。

今後も楽しみですね。

 

T君もここから始まった。

高校球児の新し進路選択肢


米大学野球部セレクション 

 

関連記事:

何の変哲もない小規模大学の野球留学生が東大、京大、一橋大レベルと就活で張り合えた[野球留学]

 

 

 

野球に関しては自分が想像していたほど、レベルは高くなかったが。。[野球留学]

米大学野球部セレクション第3弾参加者の声です。

 

↓ ↓

不安も多かったけど、アメリカでの生活はすごく楽しかった。

英語がしゃべれなくても楽しかったけど、英語がしゃべれたらもっと楽しかったと思う。

 

野球に関しては自分が想像していたほど、レベルは高くなかったけど、体の強さや大きさ、パワーや肩の強さ等すごくあこがれる部分も多かった。

 

とにかくアメリカはすべてがでかかった。

アメリカのようなBIGな男になる。

 

YG君

 

現在高2の球児諸君、

来年は君たちの番です。

 

米大学野球部セレクション

 

米大学野球部セレクション第3弾 その2 [野球留学]

今回は通常通りの、学校に訪問しての形式。

まずは野球フィールドでチームに合流、

アップ

 

キャッチボール

そして内野陣と一緒にショート位置でのノック

 

そのあとケージでバッティング

 

ここ数日の雨でグランドコンディションが思わしくなく、

フィールドでは短めメニューでした。

(実は、チームの選手たちはこのあと、コンディショニング とよばれる、走り込みなどの基礎トレをみっちりおこなってました。)

 

フィールドを後にし、

キャンパスツアー。

 

 

ジムセンターはこの秋完成したばかりで

建物内は木や壁から発してるのでしょうか、いかにも新しい という感じの匂いが漂ってました。

こちらは体育館、女子バスケ部が練習してました。

こちらは教室。

アメリカっぽい感じの教室です。

図書館

 

ちなみに、

野球場のベンチには、チームルール、モットー的な言葉が、いろいろと飾られてました。

これはそのひとつ

 

自分の将来は自分で決めるのではない。

自分が決めるのは自分の習慣。

自分の習慣が自分の将来を決める。

 

 

直訳するとこんな感じ。

意訳すると

 

 

一つ一つの積み重ねが自分の将来を決める 

 

って感じですかね。

 

好きですね。この考え方。

 

現在高2の球児諸君、

来年は君たちの番です。

 

米大学野球部セレクション

米大学野球部セレクション第3弾 [野球留学]

こんにちは!

現在アメリカ出張中です!

米大学野球部セレクション第3弾で来ています。

 

今回はまず、ほかの高校生も参加の大学のグランドでのショーケースに参加。

 

朝7時半集合と早めの開始です。

快晴ですが、結構冷えてます

レジストレーション、

オリエンテーションのあと

ウォームアップ。

ウォームアップの後

60ヤード(約54.8m)ダッシュ

キャッチボール

 

その後、ポジションに分かれ、守備のドリル

 

 

 

そして外野はライトに、二遊間はショートに。サードはサードについて

ノック

 

 

 

ケージでトスバッティングの後、

フィールドでフリーバッティング

フリーバッティングのあとは、

いよいよ試合形式

 

ホームプレートの後ろに、

スカウティングのテント、テーブルがセッティング

試合形式は、

 

1-1カウントからスタート

四球はなし

本塁への走塁無し(けがのリスクを減らすため)

など、特別ルールのもと、行われました。

 

 

 

 

また、守備にもつきました。

 

前後しますが、試合の前に、球速、スイングスピードのチェックが行われました。

 

 

ランチブレイクの後再度集合

 

ディフェンスドリルを行ったあと

 

バッティングドリルを行い、

最後また集合。

ディレクターから最後の講評とアドバイス

 

 

このあと、

担当コーチから個別のフィードバックを受け、各自解散となりました。

 

そしてタイミングよく、解散直後に大粒の雨が降り出し、土砂降りになりました。

 

午前中の快晴がうそのようです。

 

 

現在高2の球児諸君、

来年は君たちの番です。

 

米大学野球部セレクション

 

 

 

何の変哲もない小規模大学の野球留学生が東大、京大、一橋大レベルと就活で張り合えた[野球留学]

昨日は、米大学野球留学→社会人野球という進路の話をしたが、今日はまた新たな進路の話。(実は少し時間がたってしまい、すでにFBでつぶやいたので、知っている人もいるかもしれませんが。。。)

 

先月、米大学野球部セレクションン第二弾で、朝、ホテルから、受入校の学校に車で向かっているときに、米大学野球留学中の恭平君から、メッセージが入りました。

 

内容は、

就職先決定のうれしいニュース!

 

就職先は某大手証券会社!

 

アスリートブランド野球留学卒業生が、留学後大手企業に就職する例がまた一つ増えました。

 

本人曰く

 

「某大手証券会社の投資銀行部門で、主に株式の新規上場や売り出しを行う部署に配属になる予定」

とのこと。

 

 

「この仕事は、海外投資家の同行も重要で、直接ニューヨークやロンドンなどの現地スタッフとコミュニケーションをとることもしばしばあるので、英語を生かせる仕事」

 

という留学が活きた就職になったようです。


 

恭平君はこの秋からシニア学年=大学4年生に。

 

一年前の大学3年生のこの時期に就職活動を開始。とあるキャリアフォーラムで、まず3年終了時の夏=今年の夏のインターン枠を確保。

 

そしてこの夏のインターンで仕事をきっちりこなして、今回の内定に至ったとのこと。

 

夏のインターンについて聞くと

 

「そこ(インターン)での社員の評価はよかったと聞いてます。

 

英語が問題なく使えるってだけで任せられる仕事が増えたというのはありますね。」

 

英語力だけでなく、

通常の留学とは、異なる「野球留学」ということは就活で役に立ったそうです。

 

「『なぜ留学したか?』 って言うのは必ず問われる質問で、

 

野球と勉強の両立っていう点ではアメリカの大学のほうが徹底しているというのがあるので。

 

あと、自分の場合はけがに苦しみつつ復活したエピソードは鉄板ですね 笑」

 

「みんなが、そうなれるわけではないと思いますが、

 

何の変哲もない小規模大学の野球留学生が、

東大、京大、一橋大レベルと就活で張り合えたのは大きいと思うんですよね。

 

(普通なら)まず相手にされない業界ではあるので。。」

 

 

実際に恭平君は、留学当初、度重なるけがで、たいへんな日々でした。

 

途中で挫折して、留学をやめて帰国しても不思議ではなかったです。

 

そこを踏ん張り、

 

アメリカに残っただけでなく、

 

野球を続け、2年次に補欠だったところから与えられた出場のチャンスをものにし、チームの4番になり、チームを引っ張る存在になって、そのチーム史上初のプレイオフ進出に貢献し、3年次の去年も新天地で活躍し、翌年の全額奨学金オファーを引き出すほどの成績を収めるという野球で結果を出しました。

米大学野球:日本人選手がベストナインとゴールデングラブ賞 [野球留学]

元高校球児アメリカ奮闘記3:ケガから復活しベンチ組から不動の4番へ [野球留学]

 

本人の分析にもあるように、そうした異国の地で野球を続けながら、苦しんだ経験が、鉄板ネタになり、日本のトップクラスの大学と就活で張り合え、見事に内定の座をつかむことができたとのこと。

 

グローバル人材が求められる傾向にある最近の就活戦線で、大学名でなく、大学で何をやってきたか、が問われるということが言われますが、まさにその一例かと思います。

 

僕自身も、渡米前オリエンテーションで生徒によく言っている「成功する留学のコツ」の一つは、

 

「苦しいこともネタとして考えられるかどうか」

 

 

そう考えられるのなら、

言葉も文化も違う留学、そしてけがや挫折がつきもののスポーツは、ネタの宝庫。

 

恭平君のように晴れ晴れしい結果がなくとも、そこを乗り切ったという経験でも

 

「アウェイの地で頑張れる資質がある」

 

と評価につながる可能性があります。

留学自体も挫折の連続かと思いますが、スポーツは、ある意味わかりやすく、聞く方もよりイメージしやすいかもしれません。

 

 

「高校球児→アメリカ大学留学→大手証券会社投資銀行部門」

 

恭平君がまた新しい高校球児の進路を示してくれました。

 

 

 

 

野球だけでなく、世界一練習する日本の高校生はアメリカの恭平君のように大学スポーツ界で頑張ってそれを鉄板ネタの武器として就活できるチャンスが転がってます。

高校球児はもちろん、他の部活(特に女子サッカー)のより多くの高校生アスリート達には、大いにこのチャンスを掴みに動き出して欲しいものです。

 

恭平君の参考記事

お父さんへの誕生日プレゼントにホームラン! [野球留学]

 

アメリカ人監督から毎週熱烈な勧誘のラブコールをもらう元都立校球児 [野球留学]

 

 

恭平君もここから始まった。

 

米大学野球部セレクション

 

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