先週に続いてラオスでの体験をお話しします。

 

 

 

 

いよいよ象に乗って・・・

 

ゾウの目は茶色くて優しくて吸い込まれそうでした。尻尾をふって歓迎してくれているゾウに驚きました。

優しい目をしてこっちをみてくれています。

近づくと小さめの象でもすごく大きくて乗るのが大変でしたが、じっと待ってくれていました。

お礼に大きなサトウキビの枝を差し出すと長い鼻を伸ばして巧みに掴んで食べてくれます。

象は思っていたよりもゾウの毛は硬くてチクチクしていましたよ。

 

ゆっくり支度をしていざ出発です。

マホートも最初はしっかりとサポートしてくれますが、少ししたら自分で象にコマンドを伝えながら原生林の中をどんどん進んでいきます。

ゆったり歩く象に揺られて自然を感じているのも束の間。

 

下り坂ではかなりの傾斜で落ちそうになりながら象に掴まります。

落ちないように必死になりながらも、しばらくすると水の音が聞こえてきました。

そうです。メコン川まで来ました。

 

灼熱の太陽の中、象は早く水浴びがしたかったのでしょう。いきなりスピードアップしてどんどんメコン川に入っていきます。

象は水をかけて戯れてきたり本当に可愛かったです。

 

そこで象を洗ってあげました。象を洗うって、、すごく大きいので大変ですが嬉しそうにされるとつい一生懸命になってしまいました。

 

「ブンブン!」とコマンドを言うと水をかけてくれ、川で一緒に遊ぶことができます。象が容赦なく進むので、溺れるのではないかと思うくらい川の中まで進んでいきます。

 

泥池の中やかなりの細い道、急斜面などいろんなコースを周遊した後は象使いの免許証を発行してもらえます。

証明書も嬉しいですが何よりも「机上の学びに留まらず、実際に行動し、挑戦する楽しさと大切さ」を学べたことが心に残っています。

 

最後に

 

最初はエレファントキャンプに行きたいという目的でラオスを訪問しましたが、自ら一歩踏み出すことでラオスの友人ができたり、托鉢など貴重な文化に触れたりと大きな学びがありました。

 

また、帰国後地元である京都の京都市動物園にラオスの象が来ることになったことを初め、ゾウの繁殖プロジェクトが開始され多くに人に,ラオスの象の現実について考えてもらえる活動が広がっています。

 

私も今でもイベントに参加したりと、ラオスでの経験を思い出だけにしてしまわないようにこれからも自分にできることを考動し続ける人間でありたいと思います。

 

 

 

立命館大学 英語コミュニケーション講座 担当講師

Stacy