当講座では、前期の期間中からリーダー・サポーターがアクティビティの司会進行を担当します。時々、なぜ講師の先生が担当せずに先輩学生が担当するのかという質問を受けます。
理由はいくつかありますが、理由の一つとして、講師クラスで習得した知識やノウハウを英語を使いながら修得するためにアクティビティは用意されています。知識やノウハウは知っているだけでは、全く役に立ちません。実際に英語を使ってコミュニケーションを取るときに、その知識やノウハウが使えるかが問題です。使えるようにするためには、とにかく英語でたくさんコミュニケーションを取り体得していくことが大切ですので、その司会進行は講師である必要がないのです。リーダー・サポーター達とわいわいガヤガヤ楽しんでいただきながら、スピードや勝利を意識しながらゲーム感覚で積極的に楽しくアクティビティに参加していただくことが大切です。そのためには講師よりリーダー・サポーターたちの方がその雰囲気作りには優れているのではないでしょうか。
理由の二つ目は、さまざまな英語レベルの人に触れることが大切です。リーダー・サポータークラスはアクティビティに限らず、とにかく「英語を使う場」「英語でコミュニケーションを楽しむ場」として設計されていますので、講師以外の人たちと英語を使うことで、様々な英語に触れることができます。英語は必ずしも英語圏の人だけが使うのではなく、共通語として様々なお国訛りの人や様々なレベルの人たちも使っています。そういう人たちの英語を理解することも大切ですので、講師以外にたくさんのリーダー・サポーターの英語に触れてください。そして、柔軟な耳(リスニング力)を持つようにしましょう。
そして、三つ目の理由は、講師を前にすると緊張したり、間違った英語を話すといけないのではという感覚を持つ人も多くいるようです。そこで、リラックスして間違いを気にせずに、与えられた時間を楽しむことが大切です。講師を見るとついつい高校までの英語の授業を思い出してしまう人も多いと思いますので、リーダー・サポーターたちと一緒に、この講座時間を「授業」ではなく「楽しむ時間」と感じていただきたいです。それを英語で行うのですから素敵だと思いませんか?
後期講座は、リーダー・サポーターたちが運営するアクティビティだけでなく、受講生が実施するアクティビティの時間があります。アクティビティを運営する際は、リーダーシップとアクティビティを説明するプレゼン力を磨いていただき、人前で英語で使うことで自信もつけていただきたいです。リーダー・サポーターたちが運営するアクティビティ同様、楽しんでいただければと思います。
鈴木カオル