先月のブログに続き、最近またもや
Do you have any questions?
に対する反応の違いを体験しました。
先日仕事でアメリカ人の大学生数名に同行しました。
「日本の文化を体験してもらう」
というもので、普段の母国の生活では縁もゆかりもないだろうと思われる日本の文化に対し、細かく質問をするものでした。
それはまさに
何共通点がないかのように見える環境から質問を生み出す
作業です。
茶道で言えば、
「スターバックスの抹茶ラテ」を思い出すのが精一杯かも…と思われるような今どきの米国大学生風の彼らでしたが、
お茶をふるまってくださったご主人が
「何かご質問は?」
(Do you have any questions?)
と問うと様々な質問が飛び交いました。
それはお茶について知らないことを恥じる
とか
今まで話していた内容からは多少話題が逸れるかも
とか
そういった怖気付いた雰囲気は感じられない単刀直入で清々しい質問ばかりでした。
この掛け軸はどんな意味があるのか
お茶を入れる時のお湯の量はどうやって決めるのか
この容器は何でできているのか
などなど…
頭に浮かぶ疑問を限りなく投げかけていました。
またさらには、彼らは自分たちの意見を求められたときに、短時間で意見をまとめ解答する能力が大変高いことも印象的でした。
国によって異なりますが、
「あなたはどう思うの?」
という質問を常に投げかけられる教育を受けているから、即答でもまとまりの良い回答ができるのでしょうね。
では質問です。
皆さんが以下の人に出会ったらどんな質問をしますか。
それぞれのシチュエーションにつき3つの質問を20秒以内で考えみてください。
①
カンボジアのアンコールワットでボランティアとして働いている考古学専攻の男子大学生
②
シドニーのオペラハウスでどうも迷子になって困っているらしい中国人女性 (簡単な英語ならわかる様子)
③
ロンドンのハイドパークでイングランドのラグビーシャツを着てのんびり散歩しているシニア男性
いかがでしたか。
質問を投げかける、また、自分の意見を即座にまとめ言葉にすることを本講座でも実施します。
これはコミュニケーションの基本であり、言語を問わず不可欠なスキルです。
英語力またコミュニケーション力の向上を目指して、皆さんも日々の生活の中に取り入れてみてくださいね。
↑2015年 香川県小豆島のお寺にて
海外の友人と日本のお寺に行くと…質問攻めにあうことまちがいなし!
☆英語コミュニケーション講座講師
ニックネーム:Mitsi
香川大学担当