養育者等による性加害と未成年後見人 20240605 | アテナの会代表 菱斐詔子のブログ

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活動情報や、ミニミニ情報、いろいろお伝えします。

みなさん、こんにちは。

 

 

 

前々回の予告編から、今回、次のテーマで記載します。

 

『養育者等による性加害と未成年後見人(未成年後見監督人)』

 

個人的には、そういう犯人は、物理的に1回の犯行あたり3ミリなどの去勢術を行うのが良いと思います。経過観察で、それで、その後どれだけ短くなったのかを国の責任をもって記録します。(具体的施策)

 

 

 

児童や若年者の保護・支援活動でとみに思うのは、片手落ちになりがちなのだということです。言ってみれば、子どもなどは、この地上に誕生してくる際に、家族というVISAを得て生まれ、もしその家族内に問題があったとして、家族外の・・・より広く大きな社会と連絡することがあっても、所詮はその身元保証や後ろ盾はVISAに紐づいているのであり、その子どもに関して、真の

”根本”を変えていくためには、その構造的仕組みを十分理解し、替えとなる身元保証や後ろ盾を手当する必要があるのです。

 

そうして、外部で、良い兆しを見付ける機会が、たまにあっても、紐づいた場所へ引き戻される現実を、子どもは見ています。

 

だから、支援者であってさえ引っ張ろうにも、安定的な提携関係として、うまく子どもの手を掴んでいることが難しいのです。

 

児童相談所やなにかが、思うような成果を上げずして、しばしば世間から失望されやじられる等もありますが、それらは、やはり同様にこのような問題を背景としていると思います。もちろん、それに加えて保護者等の権益が絡んでいることもありそうです。

 

 

 

現行の制度の中で、幾らか使えそうなものとしては、未成年後見人というものがあります。これは大人の場合、似たような位置で成年後見人という制度があるわけなのですが。

 

 

 

【民法】

第八百三十八条 後見は、次に掲げる場合に開始する。
一 未成年者に対して親権を行う者がないとき、又は親権を行う者が管理権を有しないとき。
二 後見開始の審判があったとき。

 

 

と、まあ・・・民法の中には、パッチワークのようにこの未成年後見人に関連する条項が出てきます。そもそも、親が無くして子は居ないという想定のためか、「子は」という切り口で出て来る訳ではないようです。そう、なんだかモヤモヤした感じの中で、この未成年後見人という話が、浮草のように出て来てあります。菱斐なんて、歯に物が挟まったみたいな、異物感ありかもしれません。
 

こうしたノリが、余計に子どもを不安にさせるかもしれません。

 

 

 

非行親などに関して、子の状況に困難が伴う場合等を想定して、未成年後見人という役割が与えられます。それにより、たとえば両親の離婚後、不和のある家庭においては、親権者父母の2名を単に並べるよりは、1位の親権者に並べて未成年後見人を付して、2位の親権者と同等以上の役割を持たせても良いかなあ、とも思ったりします。

 

2位の親権者としても、監護権を行使していない状況で、変に形だけの責任を持たされても、現実を正確に把握することは困難であるという思いは無いのだろうか?(権利と責任は表裏一体)

 

離婚した元配偶者に対して、糸の切れた凧の様に、望ましくない経緯を辿りそうだという予感めいたものを、複数の離婚経験者は持っているように思います。

 

自分が離婚出来さえすれば、相手方に置いて来た実子が、その後どんなひどい人権侵害に遭おうと、構わないと言えますか?そのことは、自分のもとに親権のかけらが残れば防げますか?

 

前述の場合の未成年後見人は、選任のための審判申し立てを学校関係者や地域の関係者がすることができる、とする等も検討するのが望ましいでしょう。場合によっては審判も無く、一定の状況にある場合は原則として付すとすることもあり得そうです。

 

それもこれも”悪人の悪あがき(子の人権を守る働きに対する妨害運動)は当然あるもの”と前提して制度設計をする(保護スキーム及び悪に対する制裁を併せて作る)必要があります。

 

 

 

次のひどい例にあっては、女児を持つ母親が、『この子が大きくなったらこの子と結婚していいから』と言って、男のもとに転がり込んだという記載があるようです。唯一、子どもを守れる立場にある親が、自分の欲得を優先して、そのような性加害の欲望を持っていることが暗に伺われるような男に、餌として与えている訳です。

 

本来は、その時点で、児童養護施設または里親という方法を取るべきです。でも、多分、私の物は私の物的な、勝手な意思、即ち母親側のエゴがあるのでしょうね。義務は半ば未払いのまま、将来、請求権を手にしたいというあたりか。


 

 

 

 

私も、確認したわけではありませんが、自分の親を見ていて思うことには、このような女性というのは、恐らく次のような歪んだ認知を内包している可能性が高いと思います。

 

『うまくいかないのは子どもの父親が悪い(または社会等が悪い)』

 

すなわち責任転嫁の認知があるということです。恐らくですが。

よって、このような歪んだ認知を社会から消すということが有効です。あるいは必須に近いかもしれません。その認知によれば、過去に関わった離婚配偶者等のせいという形に責任転嫁し、無限責任を負わせることが可能となります。離婚後、自分が勝手に他の人と関わって、新たな問題を起こしているはずですが、当人の歪んだ認知によると上記のような話しの筋道になるのです。

 

私の父は、(両親が離婚した当時の)かつて、

「なんでも俺が悪いっていうことになるんだ!!」

と叫んでおりました。共同親権になると、その、責任転嫁は永続性が生じるでしょう。

 

 

 

一方で上記記事にある加害者(男)について言うと、妻子や自分の勢力範囲にある弱者は道具や食い物にして良いという様な感覚の男なのでしょう。文中にあるコメントは、なるほど理由のあることのように見え、男は、およそ畜生道級のようです。

 

 

・・・これだから、不動明王様も、あんなお顔になってしまったのかもしれません。

 

 

 

大人の社会でも、”内部告発者保護”という制度は、近年になって慌てて作り出されてきたと思いますが、子どもを救済していく制度を運用する中では、子どもについても同様の告発者保護が必要になると思われます。文中でも兄弟が告発した場合、DVが当然のリスクです。それを、いい加減にしておくと、家族の刃傷沙汰は後を絶たないかもしれません。

 

そして、自分の得のため、なんのため、いろいろ背景はありそうですが、子どもの人権侵害を促した親に対しては、刑罰をもって処遇すべきです。

 

前述の様な未成年後見人というものが使えるようになり、使えるようになっただけでは不十分で、子どもとしてそれが『実際使える手段』という認識として、本人たちの意識に刻まれる必要まであると思います。

 

そして、児童福祉施設に入るにしても、意識の上での自立ということが、生じる効果の大きさを、子どもにも大人にも分かって欲しいと思います。それにより、悪霊は急にお日様にさらされた

”なめくじ”のように、干からびるのです。そういうものなのビックリマーク