前よりもっと自然に美しい
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はじめまして。カリフォルニアでトランスジェンダーのパートナーと娘2人の家族4人で楽しく暮らしている高山愛です。はじめてのかたはこちらからどうぞ。
何かになりきってるアリッサ
高校卒業後、栃木県小山市の親もとを離れ、大阪ではじめて一人暮らししました。関西はびっくりの連続。まさしくカルチャーショックでした。特に人間。話す量とスピードが地元の人たちの2.5倍速。もともと口数が少ない方だったので、関西人とお話しすると相槌打つのがやっとでした。
そんなある日のこと、お友だちのアパートでお好み焼きパーティーが盛大に開催されました。学校で知り合った男の子がこちらに来て、いつものようにわたしの2.5倍速で話をはじめました。わたしは彼の前歯に青のりがべったりくっついてるのに気がつきました。でも言えなかった。「言ったら傷つくかな」と思って。自分で言えなかったので、その男の子と親しいMちゃんに話したら、Mちゃん、男の子を捕まえて「あんた前歯に青のりがべったりくっついとるでー」と言って、わはは、と笑った。男の子は「ありがとな」って全然気にしてない感じ。感激のカルチャーショック。Mちゃんにわたしの感動を伝えたら「当たり前やん。言わないでほっといたら、あいつが恥かくだけやろ」だって。かっこいい![]()
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以上は前置き。アメリカ生活20年になりますが、わたしとっても中途半端です。日本人の和の心はすっかり忘れてしまったけど、アメリカ人にはなりきれない。お好み焼き事件のように言うべきことを言えないことが多々ある。
しかし、ある連続で起きた2つの出来事を通して、「言えば伝わる」「言えばあっさり状況を変えられる」ことがわかりました。
出来事1
近所の植物園でストレッチのクラスを教えています。月曜の朝のクラスなので、来てくださる方、お仕事を引退された私よりちょっと年上の女性がほぼ100%。外の空気を吸いながら気持ちよく運動するのですが、その日は異常に寒かった。日本の2月のように寒い日。当然屋内のホールを使用させてもらえるとばかり思っていたら、フロントで「今日はホールも教室も全部埋まってるから、外でお願いします」と言われてしまった。普段のわたしだったら諦めて我慢するけど、その日は違った。わたしには生徒さんを守る責任がある。勇気をふり絞って、アメリカ人になりきってみた。怒ったふりして、ふんぞりかえって「こんな寒い中、外に1時間もいたら、参加者が凍っちゃうじゃない。何かあったら誰が責任取るの?」って強気な態度でおどかしてみた。そしたらね、フロント係の女の子、あっさり動いてくれたんです。無線でお掃除係のお兄さんに連絡を取り、屋内の教室の椅子と机を移動させ、私たちのクラスのスペースを空けてくれた。
出来事2
女性専用のジムでもクラスを教えています。担当日は水曜と金曜の夜。水金は昼間は他のジムでマッサージのお仕事をしてから、子どもたちを学校からお迎えして、習い事に連れて行って、ごはん用意して、ってほんとバタバタでしんどかった。でも「新人だから、クラス時間帯を選ぶ資格はまだない」と勝手に思い込んで、与えられた時間帯にお仕事をこなしていた。そんなある日、娘のサッカーの練習スケジュールがガラリと変わり、水金の夜のクラスを担当することができなくなった。「マネージャーやクラスに来てくれるみんなに大迷惑をかけるな、申し訳ないないな」と気を揉んだけど、そのことをマネージャーに伝えると、「じゃあ、別の時間。あい都合のよい時間に教えればいいでしょ。好きな時間選びなさい」ですって。「ギョッ」。そんな簡単でいいの?好きな時間帯、選んでいいの?新人なのに?今は朝のクラスを担当できて、とってもハッピーです。
「言わなきゃ伝わらない」。目から鱗の体験を通して、大切なレッスンを学びました。なんだかいい感じに自分を変えられる気がする。
余談。
アリッサはアメリカ生まれだけど、心は日本人っぽいとこがたくさんあります。だから我慢するタイプ。昨日外食した時、サンドイッチの皿にピクルスがのってないって憤慨してたけど、ウエイトレスに言えないでいたので、「言わなきゃ損だよ」ってわたしが代わりにウエイトレスに伝えたら、ピクルス2つもおまけしてくれましたよ。
わたしのYouTube channel “Japanese Home Cooking”。英語ですが、ぜひみてください。
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https://www.youtube.com/channel/UCh8K8ikrOWMFveTu540xN2w
本棚を断捨離してたら、出てきた!断捨離っていいことづくし![]()
お題とは無関係。去年の母の日に娘からいただいた多肉植物(英語ではsucculent )。かわいがってたら、かわいい蕾が。なんて愛らしいのでしょう
こちらも多肉植物のお花。このピンク、本当にきれいなんです
サボちゃんもすくすくヘンテコリンに育ってます。ヘンテコリンのポンポコリン。
わたしのYouTube channel “Japanese Home Cooking”。英語ですが、ぜひみてください。
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お久しぶりです
わたしのYouTube channel “Japanese Home Cooking”。英語ですが、ぜひみてください。
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はじめまして。カリフォルニアでトランスジェンダーのパートナーと娘2人の家族4人で楽しく暮らしている高山愛です。はじめてのかたはこちらからどうぞ。
何度も読み返す。ときどきわたしは人間失格
憎き女って?そりゃ、あの人に決まってるでしょ。
パートナーのカミングアウトをポジティブに捉え、サポートしようと心に決めています。アリッサの良いところに焦点を当て、嫌なところが目についても瞬きして、見過ごそうと努力しています。
でもね、わたしも人の子。「こいつ、なんて憎たらしい女なんだ!」って腹たつこともある。例えば、下の子の先生との懇談会。
月曜日のことでした。教室の前で待ち合わせしたら、去年と同じく、超ミニスカートでロングブーツ履いて、超厚化粧で現れました、会社帰りのアリッサ。「忙しいなら、わたし一人で大丈夫だよ。無理してこなくていいよ」って伝えておいたけど "I wanna be a part of Amika's life" とかっこいいこと言って必ず学校イベントに現れる。
来なくていいのに。来るんだったらさ、もうちょっと抑えてほしい。化粧とか、露出度とか。教室の前にたくさん、日本人ママがいて、気にすべきではないけど、気になってしまいました。わたしも人の子だから。
さらにムカつくのはアリッサの「ええカッコし」なとこ。かっこつけたがり。満面に女神気取りの微笑みを浮かべてさ、「わたしがしっかり面倒見てます。あみか(次女)のことはなんでもわかってます。なんの心配もしてません」みたいなこと言うんだよね。ほんとはらたつのり。わたしはね、そんなとき、先生にこんなふうに言いたい衝動に駆られるんです。「先生、この人は昔男だったんです。お父さんを勝手にやめて、女の人になっちゃったんです。もう子供たちとサッカーしてくれないんです。公園にも連れてってくれないんです」って。
救いなのは、あみかがアリッサを大好きで、お友達に対して恥ずかしいと思っていないこと。面談の後も、手を繋いで歩いてた。
母親が不出来だと、子供がしっかりするんですね。母親が意地悪だと、子供は反面教師で優しくなるんですね。
アリッサの服装や言動に簡単に揺さぶられるわたしは罪と罰の愚か者だ。
わたしのYouTube channel “Japanese Home Cooking”。英語ですが、ぜひみてください。
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はじめまして。カリフォルニアでトランスジェンダーのパートナーと娘2人の家族4人で楽しく暮らしている高山愛です。はじめてのかたはこちらからどうぞ。
眉毛が大胆。
この本に「からだの調子がよいと顔は小さく締まってきます。これは正中線を通して丹田に力が入るためです。体の調子が悪いと顔は大きく締まりがなくなってきます」と書かれてる。最近、顔に締まりがないと感じてたので、整腸することに。
わが家にはダイエット博士がいます。その人の名前はアリッサ・スライパン。
まず、カミングアウトの1年前から始めた「グレーシーダイエット」で大成功を収めました。柔術で有名なグレーシーファミリーが提唱するダイエット。食べ合わせがキーとなります。出版記念のサイン会の際(当時、グレーシー道場の近くに住んでいました)、著者のグレーシーさんに喝を入れてもらいました。本に書かれていることを忠実に守り、半年で10キロ以上の減量に大成功。ちょっと怖いくらいに痩せちゃって、みなを心配させたっけ。
最近、アリッサが教えてくれました。「グレーシーダイエットを開始した時、1年後にカミングアウトを決めていた。女性ホルモンを取り始めると、体重が急増するのを知ってたから、ホルモン治療の前にどうしても痩せたかった」。そうだったのか。虎視眈々とカミングアウトに備えてたのね。びっくりを通り越して、ちょっと感激。肉も甘いものも炭水化物も、とにかく食べるの大好きなのに、本当に頑張ってたよ。
ホルモン治療を開始してからも、常に涙ぐましい努力を続け、さまざななダイエットに挑戦してます。し続けてます。肉中心の食生活を送るケーブマンダイエット、炭水化物食べ放題という不思議なダイエット、プチ断食、KETOダイエットなどなど。グレーシーダイエットで大成功を収めたのだから、再開すればいいのだけれど、「あれは制限ありすぎで辛すぎる」そうです。
ホルモン治療で激太りする人が多い中、アリッサは頑張ってる。まじ尊敬。
さて、かくいうわたしも、現在、8時間16時間プチ断食ダイエットを実戦中。戦ってますよ。腸内環境を整えて、内側から美しくてなりたいのです。それにしても、16時間たべれないのって辛いですね。朝が悲しい。朝ごはん大好きで、「今日ななに食べよう?」というワクワク感と空腹感で目覚めるのが常でしたから。
このダイエットを始めて、じぶんがどれだけ間食してたか気づきました。常に食べてた。朝昼晩しっかり食べて、その合間にちょくちょくつまんでた。決まり文句は「じぶんへのご褒美」。なんせ、じぶんに優しくスイートなので。でもね、本当のご褒美は内側からキレにになって、健康体になることだと最近気付いたのです。だから頑張るぞ!
新しい動画をアップしました。見てね![]()
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