こんにちは。
そしてこちらは配慮無しの感想です。
……念の為、私はガンダムはあまり詳しくないので、本当に感じたこと、思ったことだけをかんたんに出力するにとどめようと思っています。
(ガンダム知識として間違ってても許して欲しい予防線)
というわけで、感想はスクロールの先で。
○ハサウェイ・ノアという少年について
ハサウェイ・ノア。
シャアに好きな女を取られ、アムロの好きな女を撃退し、ブライト・ノアの子供として生まれた、ガンダム世界においては役満にもう一個御祝儀載せますか?みたいな濃いエピソード全載せのこの男。
そんなハサウェイですが、今作では…というより、逆シャア以降の後世では、反政府組織のリーダー、マフティー・ナビーユ・エリンとしてシャアの真似事をしています。
ガンダムもどきと呼ばれる、クスィーガンダムを駆るスーパーパイロットとしての顔。
改革を目指すマフティーという担がれた神輿としての顔。
先人、アムロとシャアという幻影に囚われ続ける顔。
好きになった女の子が目の前でいなくなってしまった、消えない傷痕を刻まれてしまった心。
一人の少年として、女の子に恋をして、けれど抗えない魅力にも惹かれてしまう思春期の少年としての顔。
これだけ多層で複雑な思いを抱いた少年の孤独な闘いが、観ていて面白くないわけもなく。
テロリストとして裁かれる信賞必罰が正しいとしても、罪を抱えたこの少年が報われることを願ってしまいます。
創作のいいところは、このルールを破って悪事を働く人物に対しても、感情移入したり未来を願うことが許されていることかもしれないですね。
しかし、ネオ・ジオン総帥としての後ろ盾をもったシャアと、反政府組織のリーダーとして連邦に追われながらゲリラ活動を行うハサウェイ…望む未来は似ていても、扱われ方が異なるのはなんともいえない味わいがあります。
今作でケリアとの馴れ初めから別れまでが描写されましたが、それもまた普通の学生であったハサウェイの一面が見られて良かった。
やはり、ハサウェイはアムロ達とは違う次の世代なんですよね…ハサウェイ本人は聞いていないことですが、革命はインテリが起こすを地で進んでいて悩ましい限りです。
最初に述べたように、ハサウェイの存在はある意味宇宙世紀のアムロとシャアの物語の総決算の意味合いもあると思います。
二人の狭間で二人を見た少年が、マフティーに成ってしまって何を為すのか。
こうしてハサウェイに思いを馳せるだけで、ご飯が何杯でも食べられそう。
○様々な顔を持たされた少女の苦悩
そして、そのハサウェイの運命に大きく介入する魔性の女、ギギ・アンダルシア。
彼女もまた、前作とは大きく印象を変える描写がされていました。
なんといったらいいのか……今でいうところの若い愛人ではありますが、その相手の立場や苦悩全てを察し、ケアする完璧超人的な人物ではありました。
今作でわかる通り、パイロットではないですが大分ニュータイプの素養があり、勘が働く、ところではない未来予知を見せてくれます。
そんな彼女が、全てを持つ彼女が自らの意思でそれを捨て選びに行ったハサウェイ・ノアという男。
惹かれあってしまった、ということなんでしようか…ただ、ハサウェイには過去の残滓、クェスの影が残っています。感じることができるギギが、それをもってどう感じるのか。
再び出会った二人が最終章でどうなっていくのか…小説を読んでいないので、どうなるのか何も知らないままですが、今回はこの何も知らないスタンスで次も見ようかと思います。
アリュゼウスガンダムってなんやねん、とか話そうかと思いましたが、なかなか語り切るには語れる要素があまりにも多い映画で。
いやしかし、満足度の高い映画でした。
バンナムさんありがとう、映画代くらいなら全然出すからまた宜しくお願いします。





