今年ももうわずかになりました。
いや~
本当に大変な一年でしたね。
災害の連続・・
消費税UP・・
そしてオリンピック・・
建築界にとってはどうしようもないような一年でした。
原因はいろいろとあるんでしょうが。
物資不足・・
人手不足・・
建築費の超高騰・・
昨年末くらいから話題と言えば・・
「鉄がない」
そして、
「杭がない」
さらには、
「ボルトがない」
どれだけ言ったかこの言葉。
鉄骨屋に発注してから工事できるまで半年!
高力ボルトの納入待ち9ヶ月。
場所打ち杭などいまだに半年待ち。
工事の工程がまったく組めない。
いつ出来るかわかりゃしない。
お客さん怒り出すし・・
そんなこと言われてもどうにもならない。
今は・・
「板金屋がいない」
「電気屋がいない」
「設備屋がつかまらない」
いくらだしても来てくれない。
人がいないんです。
職人がいない。
業者がつかまらない。
見積もりすらしてもらえない。
工事発注どころじゃない。
ちょっとした補修作業を頼んだだけで半年たっても返事も来ない。
一体全体どうなってんの?
いや~
若い奴らみんな東京行っちゃって年寄りしかいないんですよ。
もっと大変な現場がたくさんあるので、どうしてもそっちが先になりますので。
補修くらいは待っててください・・
それやこれやで・・
建築費は超高騰。
ちょっと前にどこかの工務店の社長さんが言ってました。
私の50年の工務店人生の中で・・
建築費、今が一番高いです。
何割増しならまだましで・・
下手すると昨年の倍だね。
もう、どうしようもありません。
なので・・
もう出来ない。
みんなやめちゃう。
被災地なんて本当に可哀想です。
今年の関東や長野の被災だけじゃない。
昨年の西日本豪雨の被災地がいまだに修復の順番待ち状態。
田舎の道路なんて通行止めまるけ。
TVは関東のことしか言いやしない。
地方なんてどうでもいいらしい。
いろんなところで仕事してますが・・
大阪も同じ。
岐阜も同じ。
長野も同じ。
東京以外。
まあ・・
でも、建築っていうのは波がありますので、永久にこれが続くことはありえません。
悪い時があったらいつか良い時がきます。
ず~っと悪い時が続くと永久に誰も何も建てられないですから。
絶対に設備投資が必要な建てなければならない人たちはたくさんいますので、そういう人たちが我慢していたのが、状況が良くなったらわっと建て出す。
オリンピックが終わったら東京の好況は終わってしまいますから・・
やっと地方に戻ってくるか?
いや、今からもう東京は終わりつつあるか?
今からオリンピックはもう遅いので・・
少しづつ戻り掛けてきているような?
なので・・
きっと来年は良い年になることでしょう。
本年はありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
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